先週、富山で行われた中部日本大会に続き、新田くんは東京都立川市にある国立音楽大学で行われた「全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト」に出場しました。富山では新田くんらしからぬミスがあり、本人としては不本意な内容だったということで、中二日でその点がどれだけ修正できているかがポイントでした。
出番まで入念に練習をする後ろ姿には、近寄るのもはばかられるものがありました。それだけ集中していました。
時間はどんどん過ぎていきます。新田くんの演奏順は中学生の部の最後。それだけでも大きなプレッシャーです。そして、いよいよ演奏。会場は静まり、観客は彼の奏でる「プリズム〜ソロ・マリンバのための〜」の音色にどんどん引き込まれていき息を呑みます。そして、それが終わり、その視線を鍵盤から観客の方へ向けると、
「すごい…」
という声が聞こえ、万雷の拍手が!それに深々と頭を下げステージを降りました。
結果発表。
「1位、文部科学大臣賞。愛知県弥富市立弥富中学校、新田吏央さん」
全国大会での1位です!ようやく、新田くんの表情が和らぎました。富山での経験を短時間にうまく修正し、気持ちも切り替えて演奏できました。表彰式を終えた新田くんの周りにはともに競い合った全国の仲間が自然と集まり、
「また、今度の大会で!」
と、次の再会、互いの健闘を誓い合う姿がありました。その笑顔はごくごく普通の中学1年生の顔でした。
出番まで入念に練習をする後ろ姿には、近寄るのもはばかられるものがありました。それだけ集中していました。
時間はどんどん過ぎていきます。新田くんの演奏順は中学生の部の最後。それだけでも大きなプレッシャーです。そして、いよいよ演奏。会場は静まり、観客は彼の奏でる「プリズム〜ソロ・マリンバのための〜」の音色にどんどん引き込まれていき息を呑みます。そして、それが終わり、その視線を鍵盤から観客の方へ向けると、
「すごい…」
という声が聞こえ、万雷の拍手が!それに深々と頭を下げステージを降りました。
結果発表。
「1位、文部科学大臣賞。愛知県弥富市立弥富中学校、新田吏央さん」
全国大会での1位です!ようやく、新田くんの表情が和らぎました。富山での経験を短時間にうまく修正し、気持ちも切り替えて演奏できました。表彰式を終えた新田くんの周りにはともに競い合った全国の仲間が自然と集まり、
「また、今度の大会で!」
と、次の再会、互いの健闘を誓い合う姿がありました。その笑顔はごくごく普通の中学1年生の顔でした。