生徒総会(4月26日)

どこの組織もそうですが、4月になると構成しているメンバーが変わり、担当が変わります。また、昨年度の反省を生かして、新しい方針のもと活動がスタートします。そして、それをみんなで確認するのが「総会」です。大小さまざまですが、大人の社会にはそういうものが存在します。
 
中学校の3年間はそんな大人になるための準備期間と考えています。ですから、組織としてものごとを進めていくための手順や準備、さらに、決めたことを確実に実行することなどを、できる限り体験させたいと思っています。
今日の6時間目に行われた「生徒総会」は、まさにそんな時間でした。会場設営も生徒会役員が行い、そのためのリハーサルも、昨日までに入念に行っています。まず昨年度の反省や残された課題を報告します。私たちが見る限りでは、積極的に活動をしてくれたように思いますが、満足のいくものもあれば、「ここをこうすればよかった」と思うものもあったようです。次に、それらをふまえた上で、平成30年度前期の活動方針を提案しました。昨年度までのものを継続、さらに発展させていったり、新たな試みも発表されました。期待しています、生徒会!
※画像をクリックすると、生徒総会で使用したプレゼンテーションが動画でご覧いただけます。

楽しみながら(4月25日)

1年生の教室から楽しそうな声が聞こえてきます。行ってみると、机を班にして、手にはトランプが。始まったのは「7並べ」でした。
もちろん、これは単なる遊びではありません。英語の授業です。小学校でも外国語活動が導入され、英語をつかってコミュニケーションをとる活動が行われています。そういう意味では、以前ほど、英語は中学校特有の教科ではなくなってきました。しかし、教科としての学習はここがスタートラインです。英語が好きになってほしいし、英語をつかって積極的にコミュニケーションがとれるようになってほしいと願っています。そこで、楽しみながらその第一歩を踏み出す工夫が「トランプ」なのです。
もちろん、ただのトランプではありません。カードにはイラストとそれを表す英語が書かれている、「英語トランプ」です。
「カードを出す時、そこに書かれている英語を言って出してね」
7並べに、そんなルールが加わりました。
「banana」
なかなかいい発音です。小学校での取組が生きています。いきなり難しい学習に入るのではなく、ゆるやかなステップを踏みながら、力をつけていってほしいと思います。

あいりちゃん満開(4月24日)

昨日から徐々に南風が強くなり、それが少しずつ湿気を帯びてきましたので、今日予定していたスポーツテストを金曜日に移動しました。
そして、予報に違わず午前中から雨が落ちてきました。南風は相変わらず強く吹いています。学校の行事はこのように変更を余儀なくされましたが、天候をものともしないものがあります。あいりちゃんです。

「あいりちゃん」
それは花の名前です。東日本大震災の時に津波に飲み込まれて命を落とした佐藤愛梨ちゃん。すべてが壊され流されたそこに、震災から4年後の5月に花を咲かせたのがフランス菊の白い花でした。その奇跡の花を「あいりちゃん」と命名し、命をつなぐプロジェクトが全国へと広まったそうです。そして、弥富市の小中学校もその運動に賛同し、花壇の一角にそれを植えたのが昨年の11月でした。植えて間もなく冬になり、雪に押しつぶされそうな葉を、子どもたちは「先生、あいりちゃん、大丈夫?」と心配そうに見ていました。
そして、春。あいりちゃんは株を大きくし、そこに小さな花をたくさん付けました。雨にも風にも決して負けず咲き誇るあいりちゃんは、子どもたちを応援してくれているかのようです。

より具体的に(4月23日)

先週は授業参観にお越しいただきありがとうございました。
週が変わり、今日はどんな授業をしているかと回ってみると、多くのクラスで工夫された授業が展開されていました。それは、「より具体的にとらえさせ考える」というものです。小学校は生活科をはじめ体験型の授業を多く取り入れています。それは、文字や言葉だけではなかなか理解が難しいからです。学年が上がっていくにつれて、その割合は少しずつ減り、資料や文字から類推する学習が増えていきます。私たちの生活を考えれば、すべてが体験できるものばかりではありませんから、この類推する力を養うことはとても重要な学習段階です。しかし、あまりにそこへの移行を急ぎすぎると、子どもたちは戸惑います。
そこで、中学校では、可能な限り、具体的に見たり調べたりする活動を多く取り入れるようにしています。今日の授業の中にも、そのいくつかを見ることができました。
<上>
社会科の地理の学習で、世界の大陸を学びます。二人に1つの地球儀を回しながら、大型テレビにはそこの特徴的な自然や動物などが映し出されています。
<下左>
微生物の学習です。学校の周辺で採集した水でプレパラートをつくり、それを顕微鏡で見ています。これも二人に1台の顕微鏡があり、じっくりと観察できました。
<下右>
体育の集団行動の学習です。5、6人の班で行進や駆け足などを号令をかけながら練習しました。それをタブレットで撮影し、すぐにその場で再生し、自分たちの動作の確認をしていました。

授業参観・PTA総会(4月20日)

新年度が始まり2週間がたちました。学校生活も少しずつ軌道に乗ってきたように思います。子どもたちも最初はどの緊張感は少しずつなくなり、クラスの雰囲気や新しい仲間、先生にも慣れてきたように思います。
そんな中、今年度最初の授業参観を行いました。予定していた4か所の駐車場がほぼ一杯になるほど多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。やはり1年生の保護者の方が多かったように思います。授業でのお子さんはどうだったでしょうか?今年も、様々な教科で学び合いの場面をつくっていくという姿勢を感じていただけたと思います。

その後の学級PTAやPTA総会にも多くご参加いただきました。堀会長をはじめとした新役員や事業計画、予算案も承認され、30年度のPTA活動がいよいよスタートしました。「子どもたちのため」という同じ方向を見て、私ども教職員も一緒に励んでいきたいと思います。