アイリンブループロジェクト(11月28日)

  期末テスト2日目。環境委員会の生徒が「アイリーンブループロジェクト」に参加しました。

 東日本大震災で犠牲になった、佐藤愛梨ちゃん(当時6歳)。震災から4年後、石巻市の愛梨ちゃんの遺体発見現場に「フランス菊」が寄り添うように花を咲かせました。一輪だけ持ち帰ったその花が、奇跡的に新しい芽を出し、いくつもの命をつなぎ、たくさんの場所で咲くようになり、「奇跡の花」と呼ばれるようになりました。この「フランス菊」は愛梨ちゃんの生きた証として「あいりちゃん」で商標登録され、「被災地に咲いた奇跡の花の、命をつなぐ復興プロジェクト」として活動が始まりました。

 今年の4月。弥富市で、宮城県以外で初めての「地域防災フォーラム」が開催されたことをきっかけに、弥富市と海南病院がこのプロジェクトを支持することとなりました。そこで、弥富市の小中学校では、このフランス菊を育て、増やし、その一部を仙台の復興記念公園に植樹し、東日本大震災を忘れず、災害弱者を守る防災意識を高めようというねらいでプロジェクトに取り組みます。

 今日は海南病院、ライオンズクラブ、弥富造園などたくさんの関係者の方にきていただき、このプロジェクトの趣旨を説明と、弥富中学校の花壇にフランス菊を植え方を教えていただきました。
 
 環境委員会の生徒は、このプロジェクトの看板のまわりに一人一株ずつ「あいりちゃん」を植えました。これから、水やりをしたり肥料をまいたりして、大事に育てていきたいと思います。そして、春にはこの花壇を白い花でいっぱいにし、東日本大震災を思いだし、防災意識を高めたいと思いました。
 弥富中学校へ来たときには、ぜひこの奇跡の花「あいりちゃん」を見てください。
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