いつもは帰りのSTが終わると、誰もが自転車小屋に向かい下校していくのですが、今日からはその人の流れが変わりました。10月17日(月)から始まった「冬時間」が昨日で終わり、今日から通常時間に戻ったのです。
この「冬時間」は日が短くなる秋から冬にかけて、子どもたちが明るいうちに安全に下校できるよう、部活動等のST後の活動を行わないようにしたもので、弥富市では全部の中学校で導入しています。おそらく導入した当時は「部活動をもっとやりたい、やってほしい」という職員や保護者の声も多くあったと思いますが、子どもたちの安全を優先させた当時の方々の判断に感謝しています。
昼過ぎまでは日もさし、風もそれほどではなかったのですが、授業が終わる16時ごろには太陽が雲に隠れ、風も強くなりました。しかし、久しぶりに午後に練習ができる喜びからか、走って用具を準備したり、着替えたりして、
「お願いします!」
と、夕日に向かって大きなあいさつが響いていました。そんな子どもたちのためにも、春の訪れが待たれる2月初日です。
通常時間再開(2月1日)
Matthew’s fianal lesson(2月1日)
先日、お伝えしたように、長年、弥富市の外国語教育を支えてくださったMatthew先生が、今日をもって弥富中を去られます。朝礼でのメッセージにもあったように、子どもたちだけでなく保護者の中にも「マシュー先生に教えてもらったよ」という方もみえると思います。
そんなMatthew先生、いつものように子どもたちの前に立ち、いつものように明るく大きな身ぶりでコミュニケーションをとってくださいました。子どもたちからは自然と声や笑顔があふれます。これもまたいつもと同じ光景です。こうした授業を20年間も弥富の子どもたちにプレゼントしてくれました。そのおかげで、子どもたちは外国語や外国の方と接するのに抵抗感はそんなになくなったように思います。
今日の午前中は3年生の授業でした。最後に、Matthew先生から1枚のプリントが配られました。そこには、「Dear Yachu 9th graders」とつづられていました。ひと足早い卒業のお祝いの言葉です。そこには、「夢をもち続けること」「失敗を恐れないこと」など、外国語以外のことも記され、Matthew先生からいかに多くのことを学んだか、あらためて知ることができます。近い将来、私たちは必ず、外国の文化に触れ、外国語でコミュニケーションをとる時がやってきます。その時に、Matthew先生と過ごした時間をぜひ思い出し、臆することなく進んでほしいと思います。