三色ブレンド(12月2日)

師走に入り、運動場の改修工事も急ピッチで進んでいます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、左奥が野球部が練習している部分です。そこには黒土が敷かれその整地も終わりました。ブルドーザーで土をそこへ置き、その後は、手作業で丁寧に高さを計測しながらならしてみえました、それもお一人で。野球のグランドはボールの弾み方に大きな影響を及ぼします。ですから内野部分はこのように適度な粘度のある黒土を使うそうです。
それ以外の部分は茶色の土です。それは写真の手前の部分です。ここも整地されました。そして今、そこに緑色の土を載せています。文字通り「グリーンサンド」と言われるもので、最近のグランドには多く用いられています。輝緑岩を細かく砕いたもので、黒土が粘度があるのに比べ、こちらはそれが少なく、その分水はけがよいという特徴があります。今回の改修工事のねらいはその水はけをよくすることですから、とても大事な土です。しかしグリーンサンドには大きな問題点が。それは砕いた時の「角」です。これが原因で転んだ時やスライディングした時などに子どもたちの皮膚に大きなダメージを与えすり傷になってしまうことがあります。そこで今回敷かれたグリーンサンドは、研磨をしてその角を取り除いたものだそうです。
職人技の整地、そして、子どもたちの安全を考えた心づかい。そんな思いがブレンドされた運動場が日々変わっていくのがとても楽しみです。

身にあまるお言葉を(12月2日)

先日、岐阜聖徳大学の玉置先生にお越しいただき授業法研修会を行ったことをお伝えしました。
玉置先生は大学時代に落語研究会に所属され、その時の“芸名”の「三楽」を冠した「三楽の仕事日記」というホームページをおもちです。そこには日々の仕事のことやそれを通して感じたことがつづられ、とても興味深く拝見しているサイトのひとつです。
そこに、先日の授業法研修会のことが記されました。授業のこと、そしてその後の協議会のことについて、こそばゆいほどのおほめの言葉をいただきました。身にあまることです。
ここで私が身内をほめることは控えた方が奥ゆかしいのかもしれませんが、弥富中の先生は実に熱心に授業に取り組んでくれています。この日の授業はもちろんですが、今日も教室を回ると、写真のように机を班にして互いに教えあう数学の授業がありました。1年生の教室では理科の授業で大型テレビが使われ、子どもたちの理解を助けていました。特別な日だけでなく、日常的に「分かる授業」「考える授業」を進める先生方を誇りに思います。
 
これからもさらに授業力を高めていきたいと強く思いました。