調理実習(12月15日)

  午後の校舎。2階から3階に上がってくると、なんだかいい香りがしてきます。その香りのもとは、調理室からでした。

  中を覗くと、バンダナを頭にかぶり、マスク、エプロン姿のI・J組の生徒の嬉しそうな顔。今日は、調理実習です。献立は「おにぎり」と「豚汁」です。2台の炊飯器からは湯気があがっていました。一番最初にお米を研ぎ炊飯器にセットしたのでしょう。
  子どもたちは、包丁で豚肉を切り、大根をいちょう切りにしています。交代交代でみんなで体験します。最初は恐々でしたが、少しずつ包丁の音がリズミカルになってきました。次に小鍋にお湯を沸かしながら、こんにゃくを切っていきます。切れたら鍋に入れ、その後ざるで湯を切ります。「こんにゃくの臭みをとるんだよ」と先生。みんな「ふ~ん」という顔。その後にんじん、ネギを切り材料の準備完了。
  いよいよ豚汁づくりにかかります。一人がレシピを片手に読み上げます。大鍋にお湯を沸かし豚肉を入れ、灰汁を丁寧にすくい取り、その後ネギ以外の材料を投入し、だしの素を入れて煮ます。野菜に火が通ったところで、味噌をだし汁で溶かしながら入れます。味見をしながら足していきます。「うん、丁度良い味!」最後にネギを入れました。
 「どうしてネギは最後なの?」「ネギの青さを残すためだよ」「ふーん」

 炊きあがったご飯にふりかけを混ぜ、ラップに付け分けます。一人一人自分のおにぎりをにぎります。三角ににぎるのは、意外に難しい・・・・。
いよいよ会食。「おいしい!」と言いながら、顔をほころばせています。ついさっき給食食べたよねえ?「豚汁のおかわりは、他の班のを食べても良いですか?」と他の班の豚汁もおいしくいただき、大きなお鍋3つ分の豚汁は空っぽになりました。

  「意外と簡単なんだね」「家でも一回作ってみよう」との声。
  子どもたちの顔が誇らしげで、見ているこちらの心もほっこりしました。
調理1 調理2
おにぎり 味噌汁

これぞプロ(12月15日)

朝の日差しを浴びたこれは、正門を入ったところの様子です。後方にパワーショベルが写っていますが、これは運動場の改修工事で使われていたものです。運動場の整地もほぼ終わり、今はテニスコートの整地を行ってくださっています。大きな重機を使うこともなくなったので、それらが通っていた鉄板が撤去され、それを囲っていたこれらの物品が片付けられたのです。
作業で道具を使う。学校でも家でもよくある場面です。その後の片付けはどうでしょう。学校では清掃道具入れの中のが乱雑になっていたり、使った雑巾が散らばっていたりすることがしばしばあります。来週には学期末の大そうじもありますし、家庭でも年末の大そうじがあります。その時に、こうしたプロの仕事を思い出せるといいですね。