あのあいさつを聞くと(12月8日)

懇談二日目。3年生の下校指導を終え、1・2年生の部活動を見ていると、運動場の工事車両がいつもの野球のグランドより西のサッカーコートの方へ移動しているのに気づきました。
「あれ、あそこは工事エリアではないはずだが…」
と思い向かってみると、パワーショベルで溝を掘っています(写真右)。現場監督さんに声をかけると、今回の工事をした場所は水はけがよくなったものの、そうでない場所はかえってそちらの水も浸みてきて大きな水たまりをつくってしまうので、その対策を講じてくださるようです。
実は日曜から月曜にかけて雨が降りました。そんなに多く降っていないのに、今までより大きな水たまりができてしまいました(写真左)。
これではこれからの活動に支障が出ると思い、市教委や工事の方々に相談していたところです。「予算のこともあるから難しいかも…」と内心思いながら相談をしたのですが、こうして、水が流れなかったところに2本の溝を掘り、そこに簡易の暗渠(あんきょ=地下を流れる水路)を設置してくださることになりました。
その工法などの話を現場の方としていると、突然、
「弥富中の子たちはよくあいさつをしてくれますね」
「え、そうですか。ありがとうございます」
急に話が変わったので戸惑っていると、
「あのあいさつを聞くと、『この子たちのためになんとかしてやろう』という気持ちになるんですよね」
「ありがとうございます!」

パワーショベルの横で、野球部とソフトボール部がひときわ大きな声で、
「おねがいします!」
グランドに一礼をし練習を始めました。
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