こんな取組も(12月13日)

ビブリオバトルの様子を見ながら、図書室の本棚に目をやると、そこに赤い小さな矢印が。そこには「2段目」とか「3段目」というように書かれています。そして、その矢印の横には手書きの本の紹介がありました。文化委員会の活動のひとつです。紹介はノート大の紙にイラストとコメントがびっしり書かれていて、その本に対する書いた人の思いが詰まっていました。おもに文学のジャンルの書架にはってありました。

ビブリオバトルやこうした委員会の地道な取組、毎日行っている朝読書などが子どもたちを読書の世界へ誘ってくれると信じています。弥富中の子は当たり前と思っているかもしれませんが、他の学校の人が見たら目を丸くするほどのすばらしい図書室です。多くの本も備えられています。ぜひ、すてきな本と出会ってください。

ビブリオバトル(12月13日)

今、2年生の国語が興味深い取組をしています。「ビブリオバトル」というものですが、ご存知ですか。
 
もともと学習指導要領の2年生国語の目標には、「目的や意図に応じ,文章の内容や表現の仕方に注意して読む能力,広い範囲から情報を集め効果的に活用する能力を身に付けさせるとともに,読書を生活に役立てようとする態度を育てる」というものがあります。具体的な学習としては教科書に「読書生活を豊かに」という単元があり、「自分の薦める本を紹介する読書案内をつくる」という取組が紹介されています。
そこに少しゲーム的な要素を取り入れ、今、じわじわと広がりつつある「ビブリオバトル」という手法を使って、自分が読んだ中のオススメの一冊を制限時間の中でプレゼンするという授業が行われていましたので、ちょっとのぞいてみました。
大きなモニターにタイマーが表示され、スタートの合図とともに自分の選んだ本を手に紹介をしていきます。
「この本は、主人公が…」
聞いている子たちも発表者を見たり手元の本をながめたり。自分が興味を持った理由や、感動した場面などを紹介しながら、
「ぜひ、読んだください」
と締めくくった後に、終了のブザーが。
聞いていた子たちはすぐに、本のタイトルを書き、評価をつけていきます。まだ不慣れなところもありますが、自分の言葉で本を紹介するというこの方法により、本の世界が少し広がり、「読んでみようかな」という気持ちが少し高まったように感じました。
 
※「ビブリオバトル」の文字をクリックすると、「ビブリオバトル普及委員会公式サイト」へジャンプします。