15の春 ー先生編ー(3月17日)

子どもたちがそれぞれの学校へ出向き、合格発表に一喜一憂している、ちょうどその頃、学年主任と進路指導主事は「一括受領」といって、学校分の結果をまとめて受け取りに名古屋に行っていました。
必需品は「はさみ」。受け取った封筒をすぐに開け、持っていった受検番号一覧と確認しながら印をつけていきます。
 
そして、10時50分を回った時、学校の電話がなりました。速報です。学校に待機していた担任がすぐに受話器を取り、合否の結果をおうむ返しします。すると、そばにいる別の担任が一覧表に印をつけていきます。
「よしっ!」
「お、受かった!」
「よかったぁ」
豊富なデータをもとに、これまで子どもたちと向き合い、進路指導をしてきました。しかし、試験は水ものです。集まり具合やその日の体調などで「絶対」ということは決してありません。だからこそ、万が一のことを想定しながら志望校を決めてきました。
 
15の春は職員室にも暖かな風を吹き込んでくれました。

15の春(3月17日)

今日は公立高校一般入試の合格発表が10時からそれぞれの高校で行われました。朝からそわそわしていた子も多かったのではないでしょうか。
私立高校や専修学校の合格通知は自宅へ郵送されますし、公立高校の推薦入試はまだ学校がある時なので中学校が一括して受け取りそれを子どもたちに渡しました。しかし、一般入試は卒業後ということもあり、多くの子が受検校へ足を運んだのではないでしょうか。
 
学校から一番近い海翔高校へ行ってきました。いろんな学校からたくさんの子が来ていました。保護者の姿も多く見られます。校門を入ると、足早に合格者の受検番号が貼り出してある来賓玄関に向かいます。恐る恐る見て、次の瞬間、
「やったー!」
と歓声。一緒に来た子と手を取り合って飛び跳ねました。うれしさで涙をぬぐう子も。その頭をぽんぽんとして、これまでのがんばりをねぎらうお母さん。
 
おつかれさま。そして、おめでとう。