県大会四日目(7月30日)

今日は県大会のテニス男子と柔道女子の個人戦が行われました。会場は県下各地から勝ち上がってきた強者たちが勢ぞろいし、県大会独特の雰囲気でした。
 
テニスの初戦の相手は桜山中でした。第1ゲーム、第2ゲームをお互いが取り合い、互角のスタートを切りました。しかし、第3ゲームからショットが少しずつ外れ、それを修正できないまま1対4で敗れてしまいました。
 
柔道女子の相手は小牧中。体格では決して負けていませんが、動きは相手の方が軽快のように感じました。互いにしっかりと組んで間合いを取っているその一瞬に、相手の流れに合わせるようになってしまい背負い投げで敗れてしまいました。
 
結果は悔しいものになりましたが、ぜひ胸を張ってほしいと思います。話は横にそれますが、昨年の夏、甲子園を沸かした早稲田実業の清宮選手が、今年は地区大会で敗れ、2年連続の甲子園へを夢を絶たれました。その時に清宮選手は、
「この負けがいつか必要な負けだった、自分にとって必要な経験になった、と言えるような野球人生を送っていきたい」
と答えたそうです。
県大会への出場したことが、そこで敗れたことが、自分のこれからにプラスになってくれることを願います。
 
今日の結果は下のとおりです。
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県大会三日目(7月29日)

 

今日は柔道と剣道の県大会が行われました。
 
柔道は男子団体戦。初戦の相手は高岡中です。学校のホームページを見ると、西三河大会で準優勝をした学校です。全員丸刈りで、見るからに強そうな相手でした。しかし、こっちも激戦の西尾張大会を勝ち抜いた学校です。負けるわけにはいきません。
試合はお互い譲らない展開となりました。先鋒・次鋒ともに引き分け、中堅・副将と互いに一本ずつを取り合いました。控えの選手も懸命の応援をし、選手同士も入れ替わるときに背中や肩をぽんとたたき、健闘をねぎらい、気合いを入れ合ます。これぞまさに団体戦。大将戦で一本とられ1対2で惜敗しましたが、西尾張代表として立派な戦いぶりでした。
 
剣道は女子団体戦。戦前の予想では「予選リーグはいいブロックに入ったと思います。しかし、そこを勝ち抜けると、鶴城中と当たるんです」と顧問の言葉。鶴城中という名前は剣道の経験のない教員でも「剣道の強い鶴城中」と形容詞がつくほどの学校です。
まずは、予選リーグ。予想に反し、苦戦します。刈谷の雁が音中には1対3で敗れ、あとがなくなりました。同じく雁が音中に敗れた名古屋北中との試合はもつれにもつれ、2対2。取った本数も4本ずつとなり、引き分けとなりました。結果的には雁が音中との対戦成績で弥富中の方が上回っていたので2位となりました。となると、決勝トーナメントの相手は鶴城中。胸を借りるのではなく、弥富中の剣道をぶつけてくれ、2対2!惜しくも取った本数の差で敗れはしましたが、十分に自分たちの剣道の手応えをつかんだ団体戦でした。
個人戦に出場した飯田さん、長島さんは1回戦は勝ったものの、2回戦で惜敗しました。
 
柔道・剣道ともにこのような結果でしたが、県大会に出場し自分たちの力を出し切ったことに胸を張ってほしいと思います。今日の結果は→29日の結果

県大会二日目(7月28日)

 

陸上の県大会2日目。昨日の予選・準決勝を通過した3種目に出場しました。
 
3年女子100mで大城さんが4位、1年男子1500mで高嶋君が4位とすばらしい成績で東海大会出場を決め、「よし、リレーも!」といやおうなしに期待は高まります。
しかし、午前中の準決勝ではバトンパスにスムーズさを欠き、ぎりぎりの全体8位で決勝に進んだ4人。当然、決勝のレースを迎えるまでにしっかり話し合い修正をしたことでしょう。そしてレースが始まる時刻が刻一刻と近づいた時、それは起きました。第1コーナーから第2コーナーあたりのスタンドに、白い体操服、紺色のハーフパンツの集団が移動し始めました。望遠カメラでその正体を確かめると、弥富中の子たちです!これまでは、思い思いの場所で声援を送ってきた子たちが、大きな集団としてまとまってスタンドの目立つところに陣取ってくれました。第1走者の平賀さん、第2走者の黒岩さんの間近です。こんな心強いことはありません。当然、第3走者の伊藤さん、アンカーの大城さんの目にもその姿、その声は届いています。また、正面スタンドでは祈るような思いで見つめるお母さん方も。
 
50秒29。そして、4位。
4人の心が、いや、部員みんなと家族の思いが一つになった自己ベストでの東海大会への切符です。おめでとう!

 
今日、行われた結果はこちらをご覧ください。→28日の結果

西尾張大会最終日(7月28日)

熱戦を繰り広げてきた西尾張大会も、今日の相撲大会で最終日を迎えました。
相撲は特設の部ですので、自分が所属している部と兼ねているので子どもたちも大変です。種目の性格上、どこの学校も柔道部の子が多いようです。弥富中も例外ではなく、柔道部の子が多く参加してくれています。しかし、ご存知のように、柔道部男子は先日の西尾張大会で奮闘し団体で県大会出場を決めています。それが明日から始まる関係で、今日はこれまでと大きくメンバーを入れ替えて臨みました。
 
【団体戦】(上塩・フセイン・森)
  予選リーグ敗退
【個人戦】(井坂・品川・飯田)
  予選リーグ敗退
 
結果は伴いませんでしたが、これまで出場機会のなかった子が出られ、来年につながる大会になったと思います。
 
 
西尾張大会の結果はこちらをご覧ください。→西尾張大会のまとめ

もうひとつの西尾張大会(7月27日)

連日、西尾張大会での各部の活躍をお届けしていますが、この大会に照準を合わせて練習をしてきたのは運動部だけではありません。「愛知県吹奏楽コンクール西尾張地区大会」が稲沢市の名古屋文理大学文化フォーラムで行われました。
 
演奏する曲は2曲で、弥富中は次の曲を演奏しました。
【課題曲】
「マーチ・スカイブルー・ドリーム」 矢藤学 作曲
【自由曲】
「もののふ」~幕末をかけた熱き誠の魂~ 八木澤教司 作曲
前の学校との楽器の入れ替えでざわわざとした時間も落ち着き、
学校名が紹介されると、子どもたちの気持ちにもスイッチが入りました。
指揮者である顧問のタクトがさっと上がると、さらに一段高まりました。課題曲は4曲の中から1曲を選ぶのですが、たまたま前の学校と同じで聴き比べることができました。身びいきかもしれませんが、人数は弥富中の方が少ないのに、迫ってくる音はまったく遜色なく、むしろ響いてきました。
自由曲の「もののふ」は、“武士”の時代の最後に、その精神を貫き通した土方歳三の生きざまを、和太鼓や竹といった日本独特の楽器で表現した作品で、子どもたちの演奏する「動」から「静」、「静」から「動」への切り替えが聴く人の心を揺さぶりました。
演奏を終えた弥富中吹奏楽部の子たちを、大きな拍手が包んだのは言うまでもありません。ステージから引き上げてきた子に、
「おつかれさま。よかったよ」
と声をかけると、
「はい、ありがとうございます!」「やりきりました!」
というさわやかな笑顔が返ってきました。
吹奏楽の演奏は著作権の関係で、演奏中の撮影や録音は禁じられています。そこで、終わったあとに外で記念写真を撮りましたが、そこでの表情も晴れ晴れとしたものでした。
 
結果は惜しくも「銀賞」で、目標としていた「金賞」、県大会出場はなりませんでしたが、自分たちも周りも笑顔になれた演奏でした。
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