スクールカウンセラーだより(夏休み号)

カウンセラーだより(夏休み前号)

新チーム発足(7月19日)

雲ひとつない青空のもと、部活動の朝練習に向かう子どもたちをセミ時雨が包み込みます。
いつもの時間に始まった朝練習ですが、その様子はいつもと違っていました。そう、日曜日で海部地区大会のすべてが終わり、その結果を受けて、西尾張大会へ向けてもう一度ギアを入れ直した部がある一方、2年生と1年生の新チームとして動き出した部もあります。
ソフトテニス部、野球部は、いつもより時間をかけて顧問が子どもたちに話をしていたように思います。それを聞く真剣なまなざしがとても印象的でした。ハンドボール部の女子は、コート上に整列していました。北側に1・2年生が体操服姿で、南側に3年生が制服姿で並んでいました。3年生の手には色紙が。そこには下級生からのメッセージが記されていました。それをじっと見つめる3年生。3年生のその姿を見て、ハンカチで目を押さえる下級生。時間がゆっくりと流れているように感じました。3年生からも一人一人に手紙を渡したあと、
「整列」
と、キャプテンの声。皆でともに過ごしたコートの上でお互いに向き合い、
「ありがとうございました!」
 
深々と頭を下げたそのはるか遠くに、彼女たちの日々の練習をずっと見守ってくれていた多度山が、今日も変わらずそこにありました。