今日は、そんな「不易」な授業を紹介します。左の写真は図書室での1年生の国語の授業です。机の上には分厚い「国語辞典」「漢和辞典」「古語辞典」がどんと置かれ、子どもたちはそれを懸命にめくって調べていました。今は電子辞書が普及し、ポケットに入るくらいのそれさえあれば、いとも簡単に調べることができる時代ですが、やはりこうして手や目を駆使して調べることで、定着度が違います。
もう一方は、3年生の数学の授業です。二人の数学の先生が赤ペンを持って、一人一人の解答を見て回っていました。そして、
「よし、正解!」
とすぐその場で丸をつけます。これは「丸つけ法」と呼ばれる手法で、子どもたちは自分の努力に対しすぐに評価してもらえるので、効果があるといわれています。
一見、地味な授業スタイルかもしれませんが、間違いなく子どもたちの力になる指導法です。