挑戦(6月8日)

昨日からの雨もお昼ごろからあがり、朝、校舎内で練習していた外部活もグランドやプラザなどで練習をしています。きっとコミュニケーションホール周辺はいつもの静けさが、と思っていたら、なにやらにぎやかな声が聞こえます。
  
コンピュータ室前に、多くの情報処理部の子が出てきて、床に座り込んでいます。その中心には、あの「LEGO」があり、設計図を広げて組み立てています。でも、なぜ、情報処理部がブロックを?
実は、これはLEGOで作るロボットで、しかも、その心臓部にはコンピュータが組み込まれたユニットがパーツとしてあり、そこに自分たちがプログラミングしたデータを書き込んだメモリカードをさすと、そのプログラム通りに動くというものらしいです。情報処理部は今年からホームページ作りに挑戦し、多くのページを更新してくれました。そして、今度はプログラミングに挑戦です。実はこれは、ちゃんとした大会があり、出された課題(ミッション)を制限時間内にクリアするというロボットコンテストへの挑戦なのです。
今後の情報処理部の活動に目が離せません!

歯科検診(6月8日)

6月5日(日)から10日(土)までは、「歯と口の健康週間」です。以前は、「歯の衛生週間」と呼ばれていましたが、歯だけではなく口腔全体のケアの大切さも叫ばれるようになり、4年前から今の名称に変わりました。
学校では毎年この時期に学校歯科医の先生においでいただき、歯科検診を行っています。弥富中は学年ごとに半日がかりで行います。
「お願いします」
まず問診表に目を通され、気になるところについては、
「じゃ、口を大きく動かして」
などと歯以外のところもチェックしていただき、
「では口を開けて」
子どもたちはしっかりと大きな口を開け、それを一本一本ていねいに診ていただきました。
今日は2年生の検診日でしたが、3年生は15日(木)に、1年生は22日(木)にそれぞれ行います。検診の結果、治療等が必要なお子さんには、後日、お知らせを渡しますので、夏休み等を利用して専門医にご相談いただきますようお願いします。

梅雨入り(6月8日)

東海地方が梅雨入りをしました。農業を営む方々をはじめ、梅雨入りを待ち望んでいた人もみえる一方で、恨めしそうに空や水たまりの広がったグランドをながめる人もいます。中学校の外部活の顧問の先生たちです。来週には夏の海部地区大会の組み合わせ抽選会を兼ねた監督者会も各種目で行われ、いよいよそこに向けてのさらなる積み上げをする時期だからです。
でも、自然と戦っても勝ち目はありません。ここは気持ちを切り替え、今日のようにグランドが使えない時にどんな練習をするか、を考えています。そんな朝練習をのぞいてみると、いつもはなぎなた部が練習しているコミュニティホールには、女子ハンド部とサッカー部がパス練習をしていました。混雑している空間だからこそ、正確なパスが求められます。廊下に行くと、テニス部や野球部が体幹を鍛える補強トレーニングをしていました。ソフト部は学年で練習メニューを変え、1年生には床に置いたボールをしっかり腰を落としてキャッチする練習を、上級生はバッティング練習をしていました。二人一組になり、発泡スチロールの棒を思いっきりフルスイングする音が、しっかり響いていました。
 
こうした積み重ねは、グランドに戻ったときに、必ず生きるはずです!
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真似て学ぶ(6月7日)

先月末から行っている大学生による教育実習も折り返しとなってきて、担当の先生の指導を受け教壇に立って授業を行うことも増えてきました。
今日は2つのクラスで道徳の授業をしました。自分の専門教科ではないので、やや不安な表情をしながらでしたが、学校の先生は教科指導だけではないということも知ってほしいし、中学校は31年度から道徳が「教科」になるので、ぜひ身につけてほしい領域です。
授業が進み、
「はい、じゃ、ワークシートに自分の考えを書いてください」
と指示を出した実習生。しばらくすると子どもたちの方へ歩んでいきました。そして、書いてあるものをのぞき込みながら、
「お、いいねぇ」
と手に持っていた赤ペンで丸をつけたりアンダーラインを引いたりします。あれ、これって…。そう、昨日、玉置先生が授業の中でしてみえた「○つけ法」ではないですか。当然、実習生をそれを見ていましたから、さっそくそれを取り入れたんですね。
 
「学ぶ」とは「真似る」と同じ語源だそうです。今、実習生は先生になるために、ありとあらゆるものを吸収しようと、さっそく“真似て”いました。その姿勢を私たちも“学び”たいものです。

校内道徳研修(6月6日)

日曜日に畿央大学の島恒生教授をお招きして道徳の研修会を行ったのに続き、今日は、岐阜聖徳大学の玉置崇教授をお招きして研修会を行いました。
玉置先生においでいただくのは昨年度に続き2度目です。その時は「授業法研修」ということで、授業づくりについてを講義形式で学びましたが、その時に「玉置先生の授業を実際に見てみたい」という声が先生方から多く聞かれ、それをお願いしたところ快くお引き受けいただき実現しました。会場は1年C組。教室の後ろの黒板の5時間目のところには「玉置先生公開授業」と書かれていました。
もちろん、子どもたちとは初対面です。こういう授業研究を私たちは「飛び込み授業」といいます。私たちは授業を進める際に、ある程度子どもたちの学力や性格、特性などを頭に入れて授業を組み立てます。それでもうまくいかないことが多いのに…。しかし、玉置先生は授業開始5分前に教室へ行き、子どもたちと気さくに話をしながら、「この子を今日の授業のキーマンにしよう」「学級目標はつかえるな」など、50分の授業を組み立てられたそうです。
授業が終わった後、一人の子が玉置先生のもとにかけより、
「先生、今日の授業、めっちゃ考えた」
と笑顔で言ったそうです。
 
授業後には、その授業を撮影した映像を一時停止しながら、「なぜこの教材を選んだのか」「なぜここでこういう問いかけをしたのか」等々の授業のねらいをお話いただきました。今、道徳の授業は「考え、議論する道徳」へと変わりつつあり、私たちも一昨年からそれをめざしています。子どもたちに「めっちゃ考えた」と笑顔で言ってもらえるような、そんな授業をめざしたいと意を強くした研修会でした。