1、2年生の教室を歩いていると、教室の後ろに立ち、一字一句見逃すまい、聞き逃すまい、という姿勢で授業に臨んでいる人がいます。教育実習生です。お知らせするのが遅れましたが、今週月曜日から将来学校の先生になろうという志をもった大学生が実習にきてみえます。教育実習にはその期間中に「観察」「参加」「実習」という3つの段階を経て、最終週には、自分で50分間の授業を組み立て、プリント類も作り授業を行います。今はまだ「観察」の段階ですから、指導教官である先生の授業をしっかり観て、声の大きさ、間、黒板に書く文字、子どもたちへの声かけなど、たくさんのことを吸収しています。
教育実習は、もちろん実習生のためのものですが、こうした実習生の目は私たち教員が今一度授業を見直すよい機会になっています。ややもすると忘れかけている「先生になりたい!」という気持ちを強くもっていた頃の自分を思い出させ、襟を正す機会になることを願っています。