真似て学ぶ(6月7日)

先月末から行っている大学生による教育実習も折り返しとなってきて、担当の先生の指導を受け教壇に立って授業を行うことも増えてきました。
今日は2つのクラスで道徳の授業をしました。自分の専門教科ではないので、やや不安な表情をしながらでしたが、学校の先生は教科指導だけではないということも知ってほしいし、中学校は31年度から道徳が「教科」になるので、ぜひ身につけてほしい領域です。
授業が進み、
「はい、じゃ、ワークシートに自分の考えを書いてください」
と指示を出した実習生。しばらくすると子どもたちの方へ歩んでいきました。そして、書いてあるものをのぞき込みながら、
「お、いいねぇ」
と手に持っていた赤ペンで丸をつけたりアンダーラインを引いたりします。あれ、これって…。そう、昨日、玉置先生が授業の中でしてみえた「○つけ法」ではないですか。当然、実習生をそれを見ていましたから、さっそくそれを取り入れたんですね。
 
「学ぶ」とは「真似る」と同じ語源だそうです。今、実習生は先生になるために、ありとあらゆるものを吸収しようと、さっそく“真似て”いました。その姿勢を私たちも“学び”たいものです。