命の伝承(11月17日)

2年生の廊下を歩いていると、手洗い場の脇にいくつもの鉢花があることに気づきます。これまでも何種類かの植物がそこで育てられていました。そこに、今、新しい仲間が育っています。「キョウチクトウ」です。
 
これは、先週訪れた広島でいただいてきたものです。そこには、広島市長からのこんなメッセージが添えられていました。広島研修から帰ってきた解散式で学年主任からこのメッセージとともに紹介されたキョウチクトウ。今、207人の2年生に見守られながら、その命を膨らませています。キョウチクトウの隣には、弥富で育ったミニバラも小さな花をつけています。広島の命が遠く離れた弥富で受け継がれていることにその尊さを感じます。

        メッセージ
            
 人類史上初めてもたらされた一発の原子爆弾によって、焼野原になった広島は、「75年間は草木も生えない」と言われました。
 被爆後いち早く咲いたキョウチクトウは、生き残った広島市民に復興への希望と勇気を与えてくれたものです。
 市の花にもなっている、この「キョウチクトウ」の苗木は、被爆地広島が、世界の恒久平和を祈念して、全国に「平和の輪」を広げるために、平和記念公園の木を、挿し木して育てたものです。
 皆さんの手で大きく育て立派な花を咲かせて、平和の尊さを伝えていってください。