2学期個別懇談初日(12月8日)

 とても寒い日になりました。
 今日から、来週の月曜日、火曜日と3日間予定されている、2学期の個別懇談が始まりました。廊下で待つ子どもたちの表情は少しかためですが、保護者の方と一緒にいるので、学校で見せる表情とは少しちがっているように感じます。また、廊下の窓越しには、保護者と仲良くならぶふたつの背中が見えます。

  2学期の学校での生活や学習の様子をお伝えしたり、ご家庭での様子を教えていただいたりして、子どもたち一人一人について情報交換し、3学期に向けて「がんばろう」と思えるような、そんな懇談にできたらと思います。

  特に3年生は、進路に向けた大事な懇談になります。学年主任や進路指導主事も、コンピュータやプリンターを図書室に持ち込み、進路決定したら情報を入力したり、懇談でさらに詳しい説明が必要な場合に備えて、資料を用意したりしています。どの生徒も、それぞれの進路に向かって一歩進めることができることを願っています。

  懇談の期間中、アルミ缶やバザー用品、新聞紙、段ボール、牛乳パックなどの資源回収も行っています。そろそろ年末の大そうじに取りかかっているご家庭もあるかと思います。資源回収にご協力をお願いします。
個別懇談2  (1) 個別懇談2  (2)

美味しそう!スイーツデコ(12月7日)

 今日は、特別支援学級の子どもたちが、「スイーツデコ」をしました。
 スポンジを丸く切ったケーキ台に、シリコンを生クリームに見立てて塗り、ホイップクリームのように飾ります。その上に、秋頃から紙粘土で作りためてきたクッキーや小さいケーキ、造花などで思い思いにデコレーションしました。
 どの子の作品も、クリスマスムードにあふれ、それぞれの個性が出ていて、可愛らしく、美味しそうに仕上がっていました。今日参加できなかった生徒は、後日作成するそうです。
 見せてもらった私たちは、「目で」おいしくいただきました。
スイーツデコ1 スイーツデコ2

弥中壁画(12月7日)

それはちょうど1か月前のことです。いつもは明るい日差しが差し込む3階の美術室が真っ暗になり、そこにほのかな明かりが灯ったり消えたりしていました。のぞいてみると、白い紙をくしゃくしゃにして、それをゆっくり広げていました。そして、さらにそこに懐中電灯の光を当てていました。実はこれは、教室を洞窟に見立てて、人類最初の絵画である「壁画を作ろう」という授業でした。紙の折りじわはもちろん、光の当たり具合によっても、鳥に見えたり動物に見えたり、中には謎の物体が浮かび上がったりと、子どもたちの想像力がかき立てられた時間でした。
その後、色をつけ「壁画」を作り上げてきました。そして今日は、いよいよその鑑賞会です。まず自分の作品の見どころや工夫した点をアピールし、班でそれを見合います。「へぇ」「すごいなぁ」と思ったところを互いに出し合うと、照れながらもうれしそうで、そこに新たな気づきもありました。後半は全体で鑑賞します。教室をぐるぐる歩きながら友達の「壁画」を見て回りました。
授業の切り口やアプローチの仕方を少し工夫したことで、子どもたちのもっている意欲や能力がぐっと引き出されたように思います。

チュンチュン(12月6日)

「○○おろし」という言葉が全国各地にあります。有名なところでは、野球の阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」を思い浮かべる方も多いと思います。そして、この地方でも「鈴鹿おろし」「伊吹おろし」などをよく耳にする季節になりました。山から吹き降ろす風をそう呼ぶわけですが、途中にさえぎる地形や建物がないとそれはかなり遠くまで届き、ここ弥富にも伊吹おろしが吹き、寒さを増大させています。
寒さだけではなく、最後まで木々にしがみついていた葉もその北風に吹き飛ばされて、今は枝だけになっています。
 
と、そう思っていました。しかし、校舎の窓からふと見るとたくさんの葉がついているではありませんか!?「あれ、確か葉は全部落ちたはずだけど…」と近くへ行って見てみると、
「チュンチュン」
という鳴き声が。葉だと思っていたのはスズメの群れだったのです。田にあった稲の切り株から短く伸びた稲がわずかながら穂をつけ、それをついばみに寄ってきて、時折、こうやって木の枝に留まって羽を休めているようです。
しかし学校の周りの田の切り株も、トラクターで耕されつつあります。スズメたちはそんな様子をどう見ているのでしょうか。

琴の音色(12月5日)

 

12月に入ったとたん寒さが増してきましたが、今日の弥富中はひと足先にお正月や春の雰囲気でした。その理由は「琴の音色」です。2階の多目的室に35面の琴がずらっと並べられていました。愛西市で琴の教室をしてみえる長谷川先生による琴の授業です。
音楽の授業に「和楽器」を学ぶところがありますが、どこの学校もそれをどう行うかでかなり苦労しています。新たに太鼓や琴を買った学校もあると聞きます。中にはその予算がなく、DVDで映像や演奏を鑑賞してその授業とするところもあるようです。しかし、それでは日本古来から伝わる和楽器のよさやその音色の心地よさは分かりません。楽器の数が少なければそれに触れる時間もごくわずかとなってしまいます。
そこで、弥富中学校は昨年から長谷川先生にお越しいただくことにしました。長谷川先生は教室で使ってみえる琴(ミニ琴)を子どもの数だけお持ちくださるので、子どもたちは2時間の授業の間、ずっと琴に触れることができます。
爪を付け、弦を弾くところから教えていただき、授業の最後には「さくら」の合奏ができるまでになりました。多目的室にいる子たちはもちろん、そこから聞こえる音色でとても穏やかな気持ちになれた一日でした。(写真をクリックすると子どもたちの演奏をお聴きいただけます。どちらの画像も同じ動画です)