1年生の教室で、「『好きなもの』を紹介しよう」という授業が行われていました。これは、国語の授業で、教科書の「分かりやすく説明しよう」という単元の学習で、
○身近な生活の中から題材を見つけ、伝える目的や相手を明確にして情報を集める。
○書いた文章を読み直し、分かりやすくするための工夫をすることができる。
という目標の学習です。
今回は、「好きなこと」を紹介するというテーマにしたところ、子どもたちは趣味や部活動などを題材にしました。そして、そのどこが魅力なのか、どういうところが好きなのかを、聞き手であるクラスの子に伝わるようにまず作文を書きました。そして、それをどう組み立てて伝えるとより分かってもらえるかも工夫しました。
発表に入る前に、
○話す=①声の大きさ、②目線、③伝える
○聞く・聴く=①その人らしさ、②声、③目線、④話しぶり
と、視点をはっきりさせました。
少し緊張した様子の発表でしたが、よく練り上げられた内容で、しっかりと発表でき、また、それを聞くことができていました。
分かりやすく説明しよう(6月22日)
黙々と(6月21日)
今日も廊下では「教育相談」が行われました。しかし、その景色は昨日までと少し違いました。昨日までは、授業が終わったら、教育相談の子だけが教室に残り、その他の子は部活動に出かけていましたが、今日から部活動の中止期間ですので、皆、教室に残っていました。
行っていたのは「自習」です。これまで学校評価アンケート等で意見としていただいていた、「もっと学習指導に力を入れてほしい」という声もあり、今年から新たな取組として行いました。本来なら、授業が終わったらすぐに下校し、それぞれの家で自分の計画に沿った家庭学習、テスト勉強をすればよいのですが、残念ながらそれがなかなかできない子が多いのが現状です。そこで、学校で意図的にその時間を設け、「勉強するのが当たり前」という空気をつくることにしました。中間テストの際に行った「学習相談」と同じねらいです。教室に流れたピーンと張りつめた空気、それを自宅で自分の力で出せるようになれればと思います。
1年生が合気道を学びました。(6月20日)
弥富市は「わかしゃち国体」以来、なぎなたの町として歴史を重ねています。本校でも「なぎなた部」があり、大きな実績を残しています。今日は、なぎなたとは違う武道である合気道(と護身術)を学びました。お髭のなが~い村瀬先生をはじめ、滝本先生、林先生、そして、はるばるイギリスのトーントンからマイケル・ヒンギス先生にも来ていただきました。ヒンギス先生は、2週間ほど日本に滞在してみえるそうです。
体育館では、村瀬先生から護身術の初歩を教えていただきました。
「後ろから首を絞められたら、あごを引いて体をねじる」
「強引に手を引かれたら、素早く手を引き、アイーン(志村けん風)」
二人一組になり実際に体験すると、簡単に不審者から逃げることができることを知りました。
柔道場では、滝本先生、林先生、ヒンギス先生から合気道の基本を学びました。
「座技呼吸法」を教えていただきました。「座技呼吸法」とは、座りあった状態から受け手は跪坐(きざ=つま先を立てた正座)の姿勢で手を上から抑えつける様にして抑えることだそうです。二人一組で実践し、力だけに頼らずに相手を押さえる技を知りました。初めは理解できていなかった生徒も、先生方に動きを丁寧に教えてもらうと、くるくると(!?)まわり始めました。
絶対あってほしくはありませんが、「もしも」の時には今日実践したことを思い出して、危機を回避してほしいと思います。
教育相談(6月19日)
今日から4日間、授業を45分授業にして時間を生み出し、「教育相談」を行います。
日々、慌しく過ぎていく中学生の生活。それに順応できている子もいれば、そうでない子もいます。友人関係がうまくいき、学校へ行くのが楽しいと思っている子もいれば、そこに悩んでいる子もいます。勉強のことや部活動のこと、中学生は多くのことに思いをめぐらせながら生活をしています。
「どう、最近?」
担任の先生にこう切り出され、
「特に困ったことはありません」
と答える子も多くいますが、ちょっとためらったり、次の言葉が出ない子も中にはいます。もちろん、話したいことはたくさんあっても、それを面と向かってはなかなか言えない子も多いのが現実です。そこで、この教育相談では、事前に「教育相談」というプリントを用意し、そこに書いてから始めています。本当は、担任や学年の先生が子どもたちが発する小さなサインを確実にキャッチできるとよいのですが、それができないこともあります。今日からの教育相談が、そのきっかけになり、「先生に相談してもいいんだ」という気持ちになってくれたらと思います。