生きろ!-避難訓練ー(12月15日)

「火災発生!火災発生!」
けたたましいサイレンとともに、学校中に火災を知らせる放送が入りました。もちろん、訓練です。しかし、今年になって3回目の訓練ということもあり、今回は子どもたちへも職員へも知らせずに行いました。
サイレンが鳴ったのはちょうど清掃中。いつものようにクラス単位でまとまって活動をしている、そこに指示を出してくれる先生がいるという状況ではない場面で行いました。まさに子どもたちの判断力が試される場面です。
 
「火災発生」の言葉を耳にし、すぐにポケットからハンカチを出し口を覆う子。先生がいないので、「今ここにいる子だけでいいから、廊下に並んで!」と指示を出す子。煙が充満していることを想定し、身をかがめながら避難する子。すばらしい初期避難です。しかし、一方では、「訓練なの?」と周りと談笑したり、肩を組んだりする子の姿も。
サイレンが鳴ってから6分10秒で全員の避難が完了しました。教室に戻り、各クラスで、どうやって避難したいか、どうすればよかったか、などを校舎平面図を使って振り返りました。
 
一人の命も失いたくない【自助】。これが私たちの願いです。そして、そうやって生き延びた力を地域のために、家族のためにつかってほしい【共助】と思います。