広島研修①(11月8日)

2年生の子どもたちを乗せた新幹線は、定刻に広島駅に着きました。すぐにバスに乗り込むと、バスガイドさんが、
「ようこそ広島へ。カープの優勝のお祝いに来てくださりありがとうございます」
と笑顔で迎えてくださいました。町中にはそんな横断幕もいたるところにありました。

でも、浮かれたやりとりはすぐに終わり、市内を進むにつれ、戦争や原爆に関連する施設や話を聞くにつれ、バス内は自然と静かになりました。そして、原爆ドームの真横にある相生橋の上にバスを停め、そこで昼食です。この研修のお昼は「しげるちゃん弁当」です。これは、8月6日の朝、お弁当を持って出かけた折免滋(おりめんしげる)くんがそのお弁当を口にするとこなく原爆により亡くなったという事実をもとづき再現されたものです。
初めてそれを見た子どもたちからは、
「えぇ、こんだけ?」
「俺、夜、たくさん食べよ!」
という声も出ました。今の子どもたちの正直な声ですね。でも、それすら許されないのが戦争なのです。


子どもたちはこれから平和資料館へ入り、その後、平和公園内を巡ります。
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