無線化(12月20日)

2階のエレベーター前に、なにやら青いコードが散乱していました。それをたどっていくと、端は天井裏へと続いていました。そして、目をその周囲へやると図書室の中で二人の方が脚立に乗って、その天井裏をのぞいてみえます。どうやら、このコードの先は図書室につながっているようです。
 
実は、今、弥富市はコンピュータ室の無線化を行っています。これまでパソコンは有線のLANケーブルをつないで、それによってインターネットを利用していました。しかし技術革新が進んで無線LANが登場し、さらに心配されていた速度やセキュリィ面の課題もクリアされてきたことで、スマートフォンに代表されるように、今やインターネットは無線でつながる時代となりました。
学校のコンピュータ室も有線LANでつながっていますが、そこを今年度中に無線化し、あわせて箱型のパソコン(デスクトップ)をタブレットに替える工事を行っています。今日はその工事の第一歩です。年が明けた1月に本格的な機器の入れ替えが行われる予定です。コンピュータ室のパソコンがタブレットになることで、当然、別の場所で活用することも考えられます。一気に学校中どこでも、というわけには予算の関係でできませんが、図書室ではそれができるようになる予定です。今から、とても楽しみです。
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道徳教育研修会(12月19日)

道徳の授業の奥深さをあらためて知った研修会でした。
 
今日は、一人の先生が6つのクラスを順々に回って行う「ローテーション授業」のひとつで、2年生の『星置きの滝』という教材です。試行錯誤を重ねた6回目を畿央大学大学院教授の島恒生先生をお招きしてご覧いただきました。他の学校からも12名の先生もおみえになりました。
いつもと違う雰囲気でしたが、子どもたちは多くの意見を出し、話し合いも活発に行われました。
「あふれた涙にはどのような意味があるのだろう?」
練りに練った中心発問にも子どもたちはよく考えてくれました。
 
そして、子どもたちを下校させてからの協議会。他校の先生からは「うちの学校では、話し合いの時間をしっかりとるためにワークシートは使いません」という意見もあり、とても新鮮に感じました。また、島先生からは、
「小学校の中学年ですね」
とばっさり。
・「互いに助け合う」は小学校で、中学生は人間の強さや弱さを考えさせたい。
・黒板を背にして、子どもたちを引っぱっていくことばかり意識するのではなく、子どもたちの側に立ちいっしょに考え、時には子どもたちの意見に、「へぇ、そうなんだ!」とアプリシエーション(=真価を認める)したい。
手厳しいご指導をいただきましたが、迷っていたことにヒントをいただいたり、方向性を示していただいたことで、また一歩前へ進めるような気がしました。
 
来年から小学校では道徳が「特別な教科」になり、中学校は31年度からそうなります。子どもたちとともに学びあいながらさらに研修を積んでいきたいと思います。

取材を受けました(12月19日)

先週のことです。学校の電話が鳴りました。
「中日新聞です」
一瞬、ドキッとしましたが、特に事件が起きたわけでもないので、落ち着いて話をうかがったら、
「学校のホームページを拝見したら、平和学習の一環で『ゲルニカ』風の作品を作ったとあり、それがとてもよい取組だと思い記事にさせていただきたいと思いまして」
とのことでした。
そして、今日、その取材に記者の方がおみえになりました。美術科の先生からその意図を取材した後、さっそく2年生の廊下へ。廊下に貼ってある各クラスの作品をひとつひとつじっくりとご覧になりました。数人の子に横に立ってもらいそれをカメラに収めました。
次は子どもたちからの取材です。
「どんな気持ちで描きましたか」
「原爆を落としたことはいけないと思いました。でも、戦争を終わらせるためにはやむを得なかった、とも思いました。私は、そこから立ち直った広島の人たちのことを描こうと思いました」
「戦争で傷ついた悲惨な様子が心に残りました」
と、広島へ行ったからこそ感じたことを語ってくれました。

情報モラルBOXへ投稿しました(12月18日)

愛知県教育委員会の取組のひとつに「道徳教育の推進」があります。
ひと言で「道徳」といってもその内容は多岐にわたり、またその取り組み方もさまざまです。そこで、県教委は「愛知1014校の取組」として、県下すべての学校の取組を紹介するサイトを立ち上げ、各学校がそこへ特色ある取組を投稿します。「どんな取組をしよう」と悩んでいる学校関係者がこのサイトを見て、「あ、これよさそうだからやってみよう」とヒントにすることができます。
今年、弥富中からは1学期に行った「スマホ教室」を投稿しました。1年を通してバランスよく投稿・活用できるように、「心の教育推進活動」「情報モラル教育実践」「ちょっといい話」の3つのジャンルに分かれ、今月が弥富中の番でした。
 
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咲かせよう(12月18日)

夏の日差しを受け、汗をかく子どもたちを見守ってくれていたマリーゴールドは秋の訪れとともにその役目を終え、花壇をしばらく養生していました。
そして、冷たい北風が吹くようになった今、そこにパンジーを植える時期になりました。今日の委員会の時間に1、2年生の環境委員の子たちがその作業をしてくれました。荷づくりひもをピンと張り、それで苗を植える位置を決め、
「はい、その列は黄色の苗で」
という号令で横一列になって植えていきます。多少のでこぼこはありますが、
「大丈夫、気にしない!」
という心強い(笑)言葉で次へ進みます。
こうして2面ある校舎南の花壇に色とりどりのパンジーの苗が植わりました。ふと子どもたちの後ろにある校舎に目をやると、今年の生徒会テーマ「咲かせよう 夢への蕾 無限の挑戦」という文字が重なりました。きっと大きな花を咲かせてくれることでしょう。