地域の一員として(8月5日)

小気味いい太鼓の音が聞こえてきます。今日は弥富市の盆踊り大会。各小学校区ごとに行われます。
桜・日の出学区は6時30分というまだ明るいうちにスタートしました。中学生もたくさん来ています。Tシャツという涼しげな服装もいますが、女の子を中心に浴衣姿も多く見ました。開会式が終わって最初の踊りは「炭坑節」ですが、やぐらの上に上がったのは弥富中の子でした。それも見事なばちさばきです。係の人が、
「うまいでしょ。ああいう子がいてくれるからうれしいですよ」
と目を細めてみえました。
大藤学区はやぐらの四隅に笹を付け、どことなく郷愁を感じさせてくれました。こちらの最初の踊りは「弥富音頭」。振り付けをよく知らずに戸惑っていると、
「小さい時から踊ってるわよ」
とお手本になってくださいました。
栄南学区は、万が一の雨に備え、昼の段階で体育館での開催を決めました。冷房の効いた南部コミュミニュティの体育館の明るい照明のもと、中央の太鼓を囲みしっかりと輪ができていました。体育館での盆踊りは初めての経験でしたが、なかなかいいものです。こちらは「きんちゃん」も登場してちびっこたちは大喜びでした。

私たちは学校での子どもたちの姿を見ることがほとんどですが、こうして地域の一員として輪の中にいる子どもたちもステキだなぁと感じました。
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こちらも少しずつ(8月4日)

ずっと部活動のことをお伝えしていますが、一方で、着々と動き始めているものがあります。学校祭にむけてのブロックの活動です。朝、職員室の扉が開き、
「○ブロックです。これから活動を始めます」
とリーダーの子が言いにきます。もちろん、他のブロックに知られないように内緒で練り上げています。9月に入ると、他の子たちにパフォーマンスや合唱を教える立場になるリーダーです。その時になって、「あれ、どういうふうだったっけ?」では困りますので、この夏休み中の活動がどれだけしっかりできたかが重要な鍵になります。旗を制作する子たちもやはり夏休み中に完成させないと、そういう活動に加われませんので、作業を急ぎます。
 
部活動にしても、この学校祭にしても、十分な事前の準備があって初めて当日によい結果や感動が得られるものだと思います。それを今、子どもたちは学んでいます。

少年消防クラブ(8月3日)

 

今年も真っ赤な消防車と青いヘルメットの弥中生とのコラボレーションを見ることができました。2年生41人が参加した「消防署一日体験入署」です。
 
日頃、私たちのくらしの安全を守ってくださっている海部南部消防署が、その活動への理解を深めてもらおうというねらいで毎年行っているもので、実際にさまざまな体験をさせていただくことができます。今日も、
・消火および放水体験
・危険物の性質実験
・ロープ結び体験
・救助袋体験
・救助体験
・高所放水車乗車体験
・救急体験
と実に多くの体験をさせていただけました。身近な存在でありながら、そこでの活動の様子をあまり知らない子どもたちにとって、消防士の方々が日頃から訓練をし、いざという時に備えてみえるという苦労も知ることができ、貴重な一日となりました。

Q-U研修会(8月2日)

かつて、
「先生はいいよなぁ、夏休みがあって」
とよく言われたことがあります。もちろん、そんなことはありません。授業こそありませんが、その分、学校内外での多くの研修や会議が組まれています。
 
今日は、そのひとつ、「Q-U研修会」を行いました。Q-Uは以前にも紹介しましたが、簡単なアンケートから子どもたちの学級における満足度をはかることができるものです。一人一人の個票は、学期末の懇談の折にお渡しをしましたが、担任の手元にはクラスの子全員の満足度を示したシートがあります。そのシートの見方、分析の仕方を、「QU(学級経営)スーパーバイザー」の天野吉繁氏を講師にお招きし学びました。日頃、自分が感じている傾向と一致している子、意外なところに位置している子などさまざまでした。そして、さらに、そういう学級に対し、また一人一人にどういう声かけをすれば、よりよい集団になり子どもたちにとって居心地のよいクラスになるかというアドバイスもいただきました。学年ごとにグループになり、自分のクラスのシートを指差しながら、
「この子がリーダーとしてもう少し出てきてくれたら」
「この子、最近、元気ないよね。気をつけて見ていかないと」
と子どもたちの顔を思い浮かべながら、気持ちは2学期以降の学級づくりに向かっていました。

研究委嘱(8月2日)

子どもたちが帰った午後、日本教育公務員弘済会愛知支部の方の訪問を受けました。
ここはさまざまな事業をしている公益財団法人で、その事業の中のひとつに、「教育研究助成」というものがあります。特色ある研究をしている学校に、さらにそれを充実させるようにと研究の委嘱をするとともに助成金もいただけるものです。このたび、それに弥富中学校が選ばれ、その委嘱状を職員室でいただきました。
「道徳教育について、さらに研究に励んでください」
との言葉もいただき、気持ちを新たにしました。