オリエンテーション合宿1(5月8日)

 ゴールデンウィーク明けの今日。体調不良等で3名の欠席者が出ましたが、190名の1年生がオリエンテーション合宿へと元気よく出発していきました。
 行き先は知多の「美浜少年自然の家」です。ほとんどの子は、小学校の自然教室で行ったことのある場所です。出発式では、校長先生から「小学校の自然教室とは目的がちがうので、それをしっかり意識して集団生活の中で大切なことを学んだり、学級や学年の絆を深めたりして、充実した2日間にしましょう」との話がありました。
 1日目の今日は、入所式・ガイダンス後お弁当を食べ、午後はウォークラリーや砂浜遊びをし、夕食後は校歌の練習、三年後の自分への手紙を書きます。
 学校から離れた場所で仲間と過ごす中で、たくさんのことを経験し、学んで欲しいと思います。
 
出発式 バス乗車

ローテーション授業(5月2日)

教室に大型モニターが置かれ、3年生の子たちがそれに見入っていました。「なんのビデオだろう」という軽い気持ちで教室の中に入りました。
流れていたのは戦争の映像でした。子どもたちは誰一人として動くこともせずそれを観ています。燃えさかる炎、その炎から争うように逃げる人たち。花嫁衣裳を抱きかかえ夫の名前を呼びながら炎に包まれていく女性…。姉と弟がしっかりと手をつないで逃げた先は川。飛び込んだ時にその手がはずれて互いに名前を呼び合うも…。
「今の気持ちをプリントに書いてください」
静かな声で指示をすると、すぐに書き出す子がいる一方で、放心状態でペンを持とうとしない子も。中には、めがねの奥に指を入れ涙をぬぐう子もいました。
 
これは「国際理解」をテーマにした道徳の授業です。授業していたのはそのクラスの担任ではなく、隣のクラスの先生でした。昨年度から取り入れている「ローテーション授業」です。かつての道徳は、ある決まった価値観や方向性に導くものが多く行われていましたが、今は違います。35人の子が集まれば、35通りの価値観があります。それを互いに自分の言葉で発することで、自分自身の考え方に広がりや深まり、多様性が生まれます。担任ではない先生がローテーションで入るのも、そのためのひとつの方法です。
子どもたちの心は、この時間の中で大きく揺さぶられました。そんな授業が日常の中で行われていることを誇らしく思いました。

元気に教壇に立つために(5月1日)

連日、子どもたちの健康診断やさまざまな検診を行っていますが、今日は教職員の健康診断を行いました。子どもたちの下校指導を終えた先生たちが、続々と保健室へ入ってきます。身長や体重に一喜一憂し、血液検査の採血に顔をしかめる様子は、子どもたちと変わりません。
学校の先生の多忙化が、今、多く取り上げられています。弥富中学校の先生もいつも遅くまで仕事をしています。それはとても頭が下がることですが、少し体調が悪いなと思っても、病院に行く時間に学校を出られなかったり、無理をしたりする姿を何度も見ていますと、やはり心配になります。また、子どもたちによい指導を行うためには、私たちも健康で元気でなくてはなりません。しっかり体の検査をし、元気に子どもたちの前に立ちたいと思います。

マナー講座(5月1日)

2年生の1学期の大きな活動といえば、今月末に3日間の日程で行う「職場体験学習」です。1年生の時にさまざまなお仕事をしてみえる方をお招きし、仕事に対する生きがいや苦労などを聞き、今年は、わずか3日間ですが、実際に事業所等へ出かけ体験をさせていただくステップへと進みます。もちろんこれは、将来の進路選択へと続いていきます。
今日はその職場体験学習の事前学習の一つで、「マナー講座」を行いました。大人の人たちの中で、また、お客様などの初めて出会う方々にどう接すればよいかを、コミュニケーション・話し方講師の池上あきこ氏をお招きし、学習しました。マナー講座といっても新入社員が会社で行う「接遇」とは違い、人間関係やコミュニケーションをうまくとるためのヒントを教えていただきました。中学生にも分かりやすいように、じゃんけんをしたりボールを投げ合ったりとゲームを取り入れて、心地よい会話とはどういうものか、反対に、せっかくの会話を途切れさせてしまうのはどういう時か、などを考えました。
 
最後に、中学校のようにいろいろな考え方の人がいる中こそが、コミュニケーションの力を上げるよい場ということを教えていただきました。

朝礼(5月1日)

部活動の表彰に引き続き、先日の日本赤十字社愛知県支部総会でいただいた「金色有功賞」の盾を生徒会長に手渡しました。これからも、募金活動などの生徒会活動を積極的、継続的に続けていってほしいと思います。
 
朝礼校長講話(5月1日)