昭和50年代の部活動の練習といえば「うさぎとび」が定番でした。そして、練習中に水を飲もうものなら、
「こらー!」
と叱られたものでした。私の同級生野球部だった子は、「肩を冷やすから」という理由で体育の水泳の授業はすべて見学でした。
それが当たり前だった時代の人から見ると、今の部活動はどう映っているでしょうか。
陸上部が黄色や紫色の大きなゴムボールに乗って“遊んでいる”ようでした。実際に楽しそうな声も聞こえます。でも、これはちゃんとした練習で体幹を鍛えることをねらいとした「バランスボール」です。スポーツ選手やトレーニングジムなどで多く取り入れられ、その効果も高いことから学校の部活動に取り入れるところも増えてきているようです。
練習法も時代とともに(5月10日)
入った!(5月10日)
少しずつ日中の気温が高くなり、教室だけでなく職員室も窓を開けることが多くなりました。
そんな4時間目、なにやらにぎやかな声が聞こえてきます、窓からのぞいてみるとI組・J組の子たちが丸い円盤状のものを投げて、その先にあるかごに入れています。正式な名前は分かりませんが、ディスクゴルフのような遊びです。特別支援学級の子たちにとって、指先や四肢を使うことや集中して物事に取り組むことはとても大切な活動で、こうしたゲームを通してそれを身につけようという活動です。
最初は円盤のようなディスクをうまく投げられなかった子も、手首の使い方などをアドバイスするとみるみるうちに上達し、
「入った!」
他の子や先生たちから拍手やハイタッチ。続けて何枚も入れる子もいました。