吹奏楽コンクール西尾張地区大会(7月26日)

それは突然始まりました。
静まり返った名古屋文理大学文化フォーラム大ホール。そのステージで2番目に演奏するのが弥富中学校です。課題曲「コンサート・マーチ『虹色の未来へ』」を終え、次の自由曲「大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン〜」の準備のための子どもたちの動きが止まった後でした。
一瞬、「尺八?」と思うような音色が、その静寂の中に歩み出しました。フルートのソロです。指揮をする顧問の手は動いていません。それはまるで、何もない大草原にある一本の葉がかすかな風に揺れたような、そんな情景でした。そして、指揮者の指が小さな動き始め、それに呼応するように楽器がだんだんと加わってきます。ひとすじの風が大きなうねりとなり草原を駆け抜けるかのように。
途中で楽器ではなく、子どもたちの声もハーモニーに加わり、壮大なスケールとなって聴く者を包み込みます。「チンギス・ハーン」はモンゴル帝国を興した初代の王です。それまでばらばらだった遊牧民族をひとつにまとめ、中国大陸に進出したことで知られています。種類も音色も違う数々の楽器がひとつになり、大ホールに響き渡るさまはまさにチンギス・ハンの世界観であり、大いなる大地そのものでした。
数週間前に、吹奏楽部の練習をのぞいた時、
「今、指揮、見てた?」
と厳しい指導の声が飛んでいました。求めていたのはこれだったのですね。
演奏を終えた子どもたちを、客席からの大きな拍手が包んだのは言うまでもありません。

ホール内は写真撮影が禁止されていますので、直前の音出しの様子をお届けします。
なお、結果発表はすべての演奏が終わってからになりますので、18時過ぎに掲載します。
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中総体西尾張大会2日目(7月25日)

本日行われた、西尾張大会の結果は以下の通りです。
 
西尾張大会(25日)の結果

【速報】テニス個人戦、ともに予選1位通過!(7月25日)

西尾張大会二日目に登場したのはテニス個人戦の、川平・楠ペアと岡田・諸戸ペアです。西尾張大会は3校ずつを11のリーグに分け総当たりで予選リーグを行います。そこの1位のペアが決勝トーナメントに進むことができます。また、県大会への出場枠は11あるので、予選リーグを1位通過したところが自動的に県大会への出場権を獲得します。
〈男子〉
1試合目(対大和中)
4ー2、4ー3と、あっさりといくかと思いきや、
1ー4、1ー4と並ばれてしまいました。
しかし、最終ゲームをデュースから連続ポイントで8ー6とし、勝利!
2試合目(対祖父江中)
4ー2、4ー6、4ー1と王手をかけた川平・楠ペア。第4ゲームが始まる時に、いつもコート横まで持っていく水筒をベンチに置いたままでした。顧問が、
「水筒!」
と声をかけると、
「いいです、終わりますから」
と、かっこいい一言を残しコートへ。次のゲームはデュースから3ー5と取られましたが、ファイナルゲームを7ー5で取りました!
予選1位通過、そして、県大会出場確定です!
〈女子〉
1試合目(対浅井中)
いきなりデュースとなり、かろうじて5ー3と辛勝したものの、次のゲームを1ー4で落とし、コートから、
「あれ?」
という声も聞かれました。どうも波に乗り切れていないようです。
しかし、そのあと立て直して、
5ー3、4ー0でまず1勝!
2試合目(対稲沢西中)
休憩をはさんだものの、ゲームが始まると、いきなりの0ー4スタート。次のゲームを相手のミスにも助けられて4ー1で取ると、続く第3ゲーム、第4ゲームを、ともにデュースから5-3で連取しました。勝因は、長いラリーを根負けせずに丁寧に打ち返したことです。フェンス越しに見ていた他校の子が、
「すごいね。ミスしないね」
と、この炎天下の集中力に驚きの声をあげていました。
こちらも見事に予選1位通過、県大会出場です!

明日はそれぞれ決勝トーナメントが行われます。
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中総体西尾張大会1日目(7月24日)

本日の西尾張大会の結果は以下の通りです。
 
西尾張大会(24日)の結果

【速報】剣道男子団体、西尾張大会優勝!(7月24日)

予選リーグを1位通過で決勝トーナメントに進んだ、剣道の男子団体。
準々決勝の相手は扶桑中です。
先鋒(渡邉)2-0 勝
次鋒(伊藤し)0-0 分
中堅(伊東) 0-2 負
副将(伊藤た) 1-2 負
ここまでで1勝2敗1分。取った本数は3対4。絶対絶命のピンチです。しかし、弥富中には頼りになる大将、高添くんがいます。2本取っての勝利とはいきませんでしたが、1本を取り代表戦へともつれました。海部地区大会決勝戦の再現です。もちろん、両校の大将がそれに臨みます。そして、
「パーン」
と竹刀が面を打つ音が聞こえた瞬間、審判の旗が上がりました。赤2本、白1本。判定が分かれました。それほど際どい差の打ち合いでした。しかし、2本上がった赤、弥富中の勝利です!
準決勝は布袋中です。
先鋒(渡邉) 2-0 勝
次鋒(伊藤し) 2-0 勝
中堅(伊東) 0-1 負
副将(伊藤た) 2-0 勝
大将(高添) 0-1 負
3勝6本で決勝に進みました。相手は海部地区大会と同じ蟹江中です。
決勝戦のアナウンスが流れ、もう始まるという時にアクシデントが!中堅の伊東くんが足を引きずりながら、本部席にやってきました。布袋中戦で足を痛めたようです。かなり痛むようで、決勝戦に出ることは難しいようです。急きょ、堤くんに交代しました。実は堤くん、伊東くんが治療を受けている時に、すでに素振りを始めていました。まさにチーム一丸となって臨んでいる団体戦です。
先鋒(渡邉) 2-1 勝
次鋒(伊藤し) 2-1 勝
急きょ出場した堤くんにいい流れでつなぎました。
その堤くん、決して無理する必要がない展開ですが、ここは弥富中の剣道。「獅子奮迅」の言葉どおり攻め続けます。そして、見事に小手で1本を取ります。
中堅(堤) 1-1 分
副将(伊藤た) 1-0 勝
大将(高添) 0-0 分
主審の
「やめ!」の声の瞬間、西尾張大会優勝が決まりました。