夕日を背に(2月2日)

「いち、にぃ、さん、しー」
「ファイトー!」
時計の針は4時を回っています。昨日までなら、正門のところで、
「さようなら」
という声が行きかっていた時間帯です。

冬至が過ぎ、少しずつ日が長くなってきました。予定通り、1月末で「冬時刻」を終え、今日が3か月半ぶりの午後部活の再開です。やや風が出てきて寒さを感じたものの、子どもたちは思いっきり体を動かしました。
(動かさないと寒いですし…(笑))
 
そんな下級生を横目に、3年生はいつものように下校していきます。しかし、明日からは私立高校等の一般入試が3日間の日程で始まります。複数日受験する子も多くいます。
「さようなら。風邪ひくなよ」
「明日、がんばれよ!」

鬼は外!福は内!(2月2日)

2月4日は立春。季節が「春」に変わります。ですから、その前日が季節の節目ということで「節分」です。その節分に、
「鬼は~外!」「福は~内!」
と豆まきをして鬼を払い福を呼ぶという風習があり、それはこの地方でもよく行われていました。
最近では、「恵方巻き」がスーパーのチラシなどに多く登場するようになりました。東日本で行われていた「土用の丑」に対抗するためという説もありますが、発祥はともかく、子どもたちにとっては楽しい風習かもしれません。
明日が私立高校の一般入試初日ということで3年生の給食がありませんので、一日早めて、今日、その恵方巻きをいただきました。
「先生、どっち向いて食べるの?」
「南南西だぞ」
「しゃべっちゃいかんのだよ!」
「え。………」
がぶり!沈黙は一瞬で、すぐに楽しい給食の時間に。

子どもたちに福が訪れますように。
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