沿革史を詳しくしました(2017年8月17日)

今年は、小学校6年間と中学校3年間を義務教育とした「六・三制」が始まってちょうど70年目になります。その時に「弥富中学校」という校名が誕生しています。
そして、そこから10年後の1958(昭和33)年に、鍋田中学校と弥富中学校が合併しました。そこを基点と考えれば、今年は60年目となります。

いずれにしても長い歴史を誇る弥富中学校です。ここまで多くの歴史を刻んできました。その足跡は、学校が保存する多くの文章の中で数少ない「永年保存」に指定されている「沿革誌」というものに記されています。今でこそパソコンで打ったものがつづられていますが、かつては毛筆で書かれていました。それをそっと破らないように丁寧にめくりながら、弥富中学校の歴史「沿革史」を整理してみました。

学校沿革史

弥富中学校沿革史(年はすべて「年度」)  部活動の記録はここをクリック

1958(昭33)年 従来の弥富中学校と鍋田中学校を統合し、新しく弥富中学校を設立する
1959(昭34)年 伊勢湾台風が襲来し、甚大な被害がでる
中島郡祖父江町などへ避難・疎開する(9月28日~12月21日まで臨時休校)
秩父宮妃が災害地視察のため来校される
1960(昭35)年 伊勢湾台風追悼行事を行う
県教育委員会より、産業教育の研究指定を受ける
1961(昭36)年 伊勢湾台風の縁で、祖父江中学校との体育親善試合が始まる
県教育委員会より、学校保健研究指定校の委嘱を受ける(2か年)
校舎増築第三期工事が竣工し、特別教室ができる
おみよしの松の東にテニス・バレー・バスケットコートが完成する
1962(昭37)年 給食室竣工、給食が開始される
弥富中学校校歌発表会を行う
同窓会より、校旗の寄贈を受ける
1963(昭38)年 保健体育優良校表彰を受ける
1964(昭39)年 県教委指定学校体育研究発表会を開く
東海三県学校図書館コンクールにおいて優秀校となる
体育館竣工式を行う
1965(昭40)年 生徒会役員選挙が直接選挙制となる
学校給食優良校として県表彰を受ける
生徒会主催の廃品回収が始まる
2泊3日のスクールキャンプが始まる(三重・朝明渓谷)
1966(昭41)年 学校祭(文化祭・運動会・校内体育大会)が始まる
弥中体操ができる
学校図書館コンクール海部地区代表校となる
1967(昭42)年 それまで希望者で行っていたキャンプを学校行事として位置づける
校内長距離完走会が始まる
学校図書館コンクール海部地区代表校となる
1968(昭43)年 学校文集「おみよし」が誕生する
防災教室として水難訓練を開催する
学校要覧「弥中10年史」を刊行する
1969(昭44)年 プール竣工式を行う
給食生乳飲用が始まる
ヘルメット帽貸与式を行う
県教委より保健体育研究指定校の委嘱を受ける
1970(昭45)年  大阪万博を見学する
国旗掲揚塔を竣工する
1971(昭46)年  県教委より理科教育研究指定を受け、環境保全推進の研究を進める(3か年)
相撲場の竣工式を行う
1972(昭47)年 生物環境保全推進校の指定を受ける
1973(昭48)年 管理棟竣工式を行う
「立志の塔」除幕式を行う
1974(昭49)年  弥富町合併20周年記念式典が、本校体育館で開催される
1975(昭50)年 第30回県民体育大会西尾張地区大会の会場になる
1976(昭51)年  桜学区と大藤学区の一部を徒歩通学とする
弥富町武道館竣工式を行う
1977(昭52)年 県教委より「学校保健」研究指定校の委嘱を受ける(2か年)
六・三制義務教育を記念し、「創立30周年」記念誌を発行する
1978(昭53)年 30周年記念としてモニュメント制作(吉村氏作)
学校保健研究発表会を開催する
1979(昭54)年 弥富北中学校と分離する
学校保健活動優秀校の表彰を受ける
1980(昭55)年 海部津島教科書センターが本校に開設される
学校保健活動研究会を開催する
「学校保健特別優秀校」と「全日本よい歯の学校表彰」を受ける
1981(昭56)年 町教委主催の生徒指導対策会議が開催される
1982(昭57)年 児童生徒健全推進モデル地区として、警察庁より指定を受ける
新1年生体験入学を始める
学校生活の手引きとして「我が子とともに」を創刊する
1983(昭58)年 クラブハウスを竣工する
児童生徒健全育成モデル地区推進大会を開催する
1984(昭59)年 町村合併30周年記念式典が、本校で開催される
1985(昭60)年 台風6号接近により、おみよしの松の大枝が一本折れる
1986(昭61)年 この年より、私立高校入試の際の保護者の付き添いをなくする
1987(昭62)年 県社会福祉協力校の指定を受け(3か年)、福祉実践教室を行う
六・三制義務教育40周年記念事業として太陽電池式大時計が設置される
交通安全県民大会において表彰を受ける
1988(昭63)年 教育キャンプを集団宿泊訓練と位置づけ、自然教室として3泊4日で開催する
平成6年国民体育大会にむけて、町なぎなた講習会が開催される
1989(平元)年 なぎなた部を創設する
デザイン博を全校生徒が見学する
祖父江中との交歓会が30周年を迎える
体育館の全面改造工事を行う
少年消防クラブが県より表彰される
1990(平2)年 1年生の遠足を自然教室に変更する
学校祭の文化祭において文化教室が始まる
筏川護岸に美術部員が壁画を制作する
1991(平3)年 校則見直しの一環として、男子の頭髪の丸刈り規定を変更する
1992(平4)年 9月より毎月第2土曜日が学校週五日制の学校休業日となる
第49回国体なぎなた競技大会のプレリハーサル大会が開催され、なぎなた部員が補助員として参加する
1993(平5)年 第49回国体なぎなた競技大会のリハーサルに、なぎなた部・ブラスバンド部・合唱隊(2年)が参加する
コンピュータ教室を設置する
1994(平6)年 1年生の自然教室を3日間日程に変更する
第49回国体が開催され、大会旗・炬火リレーに参加する(本校、中継点)
同なぎなた競技に合唱隊(3年)・演奏(ブラスバンド部)・競技補助(なぎなた部)が参加する
阪神淡路大震災の義援金を送る
1995(平7)年 毎月第2、第4土曜日を休業日とする学校週五日制が実施される
1996(平8)年 1年生の自然教室をオリエンテーションと名称を変更する
3年生の修学旅行を、これまでの東京・箱根から東京連泊へ変更する
プールに温水シャワーを設置する
1997(平9)年 青少年赤十字(JRC)に加盟する
卒業式を対面方式で行う
1998(平10)年 2年生の自然教室を3日間日程にする
給食室に食品保存用冷蔵庫が設置される
1999(平11)年 祖父江中学校との交歓会が、40周年のこの年をもって終了する
2000(平12)年 屋外トイレが水洗化される
焼却炉が撤去される
2001(平13)年 インターネット工事を行う
生徒による模擬町議会が開催される
2002(平14)年 毎週土曜日が休業日になり、完全学校週五日制が実施される
情報処理部を新設する
1年生オリエンテーションを2日間日程に変更する
2003(平15)年 朝の読書タイム始まる
2004(平16)年 愛地球博のフレンドシップ事業で弥富町の交流相手国がオランダに決まる
2005(平17)年 愛地球博を全校生徒が見学する
2006(平18)年 弥富町と十四山村が合併し弥富市となる
冬時間を導入し、日没が早い期間の午後部活を中止する
キャリア教育の研究委嘱を受ける
2007(平19)年 創立50周年記念式典が開催される
新校舎が鎌島地区に竣工する
旧校舎さよなら見学会が開催される
インターネットを利用した情報伝達システムを導入する
2008(平20)年 AEDが設置される
2009(平21)年 新型インフルエンザにより、10月に7学級が学級閉鎖になる
2010(平22)年 文化庁主催「子どもたちのための優れた舞台芸術体験事業」により、奇術を鑑賞する
2011(平23)年 校舎西側に土俵が完成する
東日本大震災で被災された方々へ支援物資を送る
2年生の平和学習の一環としての広島研修が始まる(1泊2日)
2012(平24)年 学校評議員会制度が始まる
平和学習の導入に伴い、2年生の野外体験学習を取りやめる
愛知県交通安全県民大会において表彰を受ける
2013(平25)年 人権の桜」の贈呈を受け、植樹する
「第54回交通安全国民運動中央大会において表彰を受ける
2014(平26)年  国際交流の一環で、マリーナ高校ノートルダムカレッジの生徒が来校し交流する
2015(平27)年 体育館非構造部材(吊り天井等)撤去工事を行う
2016(平28)年 子どもの読書活動優良実践校として、文部科学省より表彰を受ける
愛知県道徳教育研究大会を日の出小学校との合同開催により行う
大藤保育所・はばたき幼稚園・大藤小学校との合同避難訓練を実施する
2017(平29)年 上廣教育財団及び日本教育公務員弘済会愛知支部より、道徳教育の研究委嘱並びに助成金を受ける
2018(平30)年 普通教室にエアコンが設置される。
「命」をテーマに、全校一斉道徳を3回行う。(1学期2学期3学期
2019(平31

/令元)年

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休業
2020(令2)年  平和学習を豊川海軍工廠平和公園にて実施
2021(令3)年  修学旅行を関西方面で実施(USJ・野島断層保存館・人と防災未来センター)
2022(令4)年  陸上プロアスリート神野大地選手を招き「後悔のない人生を送るために」の演題で全校道徳を行う
2023(令5)年  海部地区の特設部の大会がこの年をもって終了。最後となった海部地区中学校駅伝大会では、男女共に優勝を勝ち取る。

夏休みの活動再開(8月17日)

お盆休みで静かだった学校に、再び子どもたちの元気な声が戻ってきました。家庭で家族とともに過ごすことが多かったと思いますが、お子さんの様子はいかがでしたでしょうか。家族の一員として成長した姿を見せてくれたなら、とてもうれしく思います。
 
さて、そんな子どもたちを迎えてくれたのが、体育館北側の壁に掲げられた「祝出場 全国大会」の垂幕です。昨日まで旧市役所庁舎に掲げられていたものを、大会が近づいてきたということもあり学校で掲げ、みんなで応援しようということで移動しました。全国大会は20日(土)~22日(月)に熊本で行われます。応援をよろしくお願いします。
 
もちろん、応援を受けるのは他の子たちも同じです。部活動も新チームで始動し、基本に立ち返り練習を続けています。まとまった練習ができる夏休みを有効につかってしっかりとした土台をつくってほしいものです。また、学校祭のリーダーの子たちも2学期に一気に動き出せるように、その準備や練習を再開します。
部活動や学校祭だけではなく、勉強も忘れてはいけません。月曜日の出校日にはほとんどの課題を提出しなくてはなりません。それが、2学期のよいスタートにつながります。体調を崩している子も、少しずつ直して“学校モード”に切り替える時期です。
 
熊本でがんばる子、学校でがんばる子、そんなみんなを応援します!

中総体東海大会2日目(8月10日)

今日、東海大会に臨んだのは陸上部の二人です。会場となった静岡県小笠山総合運動公園エコパスタジアムは、5万人超の収容人数を誇るすばらしい競技場です。
そのトラックに最初に登場したのが、800mに出場する高嶋くんです。この大きな競技場をも楽しんでいるような落ち着きです。レースも常に2位をキープして、1分59秒97で予選通過を決めました。

次に登場したのが、2年100mに出場した大城さんです。予選最終組に登場し、いつものようにスターティングブロックの位置を決めます。スタート!やや遅れたか。いや、同組の子がよいスタートを切っただけです。その差を少しずつ縮め4位でゴール!各組の2位までプラス二人が決勝に進めます。記録は12秒94。お母さんと一緒に3位以降の選手の記録を調べました。残念ながら100分の4足らず、決勝進出はなりませんでした。
その悔しさから1時間30分後に高嶋くんの決勝です。レーンは一番外側の第9レーン。陸上部の子に聞くと、一番外側は一番前に位置するため他の子の走りが見えないのであんまり好きじゃない、という子もいるそうです。高嶋くんはどうでしょうか。セパレートからオープンコースになって集団になった時にやや後方に位置していました。しかし、これは決勝。レース全体を見渡しながらという感じではなく、必死に食らいついていっている感じでした。結果は、2分02秒98と予選より落としてしまい7位でした。走り終わったあと、しきりに首を左右に振る姿が印象的でした。
しかし後で顧問の分析を聞くと、「2年生対決は制しました」とのこと。東海大会に出場している800mの選手のうち2年生は高嶋くんともう一人だけで、その子に勝ったのです。それを聞いて、来年が楽しみになりました。

楽しみといえば、高嶋くんの表彰が終わったら、すべて終わったはずなのに、二人は帰ろうとはしません。大城さんは100mの決勝を、高嶋くんは全国大会で走るもう一つの種目1500mの決勝を見ていくというのです。二人の目は、もう次のレース、そして来年を見据えていました。頼もしい限りです。

先生の東海大会(8月9日)


部活動の大会もいよいよ東海大会まで来たことをお伝えしていますが、今日、弥富中の山田が東海大会に“出場”(?)しました。
それは部活動でも運動競技でもなく、「第38回 東海地区学校図書館研究大会」です。山田は図書館教育担当であり、国語科です。そこで、自身の国語の授業での取組と文化委員会での取組とを融合させたものを発表しました。
日頃、子どもたちと接している中で、「本は好きなのに、どんな本を読んだらよいか分からない」という現実を感じ、
◯授業でビブリオバトルを行い、本の紹介をする
◯委員会活動の本を紹介する
というものです。
参加された東海各県の先生方からは、その取組に対し高い評価をいただき、背中を押していただいたような気がしました。
先生たちもがんばっています!