まわし、きりり(5月29日)

今年は例年に比べ梅雨入りが早いようです。今日も雨こそ降りませんでしたが、ずっと雲が広がり蒸し暑い日になりました。
子どもたちの髪が汗で濡れたまま、
「さようなら!」
と下校する中、校舎西にある土俵では、
「いーち、にー、さーん…」
と四股(しこ)を踏む号令が聞こえてきます。最初の頃は足を上げたときにふらついていた四股も、ずいぶん安定してきたように思います。
今日は、立ち合いの練習をしました。しっかり踏み込んで頭で相手に当たるのですが、恐怖心と痛さからなかなかできません。顧問の先生も上半身裸になり、
「もっと、がつんと来い!」
と胸を出します。
「手で押すんじゃなく、頭で」
「足を前へ」
周りからもゲキが飛びます。
「よーし、いいぞ」
そんな声も聞かれる立ち合いもいくつか見られました。
 
相撲部がこうして練習をしている今、体育の授業でも相撲を行っています。中学校の武道は“選択制”となっており、弥富中では男子は相撲、女子はなぎなた、と全国的にも珍しい選択をしています。1年生が、まずまわしの締め方から練習をしていました。この中から、来年度以降、相撲部を志願してくれる子が出てくれることを願っています。