学区体育祭(5月13日)

開催か中止か、さぞ、主催された各コミュニティの方々は迷われたことと思います。数日前までは、雨の降り出しは午後からとなっていましたが、昨日の時点では9時ぐらいに傘マークが出始めました。
朝、栄南学区コミュニティから中止の連絡をいただきました。桜・日の出コミュニティと大藤コミュニティは実施とのことです。学校からもその旨をメール配信しました。
会場へ行くと、中学生がそれぞれの担当の方から指示を聞いたり準備をしたりしていました。開会式の頃はまだぱらぱらとしていて程度でしたが、少しずつ雨粒がはっきりしてきました。濡れた髪をタオルで拭いたり、レインコートを着たりして、与えられた仕事をしっかりと果たす姿は見ていて気持ちのよいものでした。どちらの会場もプログラムを大幅に変更し、短縮したりカットしたりして進め、大藤学区は10時前に、桜・日の出学区は11時頃に終了しました。
地域の一員として参加を促すために、例年この日は部活動を中止しています。そのため、係以外の子の姿も会場で何人か見かけました。ジャージを着て活動する中学生、地域の一人として出場した中学生。あいにくの天気にはなりましたが、その存在感を十分に感じさせてくれました。あとは、体調を崩す子がないことを願っています。
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師弟同行(5月10日)

「アンコール!アンコール!」
手拍子とともに、こんな声がプラザから聞こえてきました。職員室からのぞいてみると、3年生女子が体育の走り高跳びの授業をしていました。2基セットを置いてバーの高さを2種類用意して、自分の力に合った方ではさみ跳びの練習をしているようです。何度も跳ぶうちに自信がつけば高い方のバーへ移動したり、反対に低い方でしっかりとフォームを確認したりする練習ができます。
もう間もなく授業が終わり片付けに入ろうと時間帯にこの声が聞こえました。そこで子どもたちと先生との間にどんなやり取りがあったか分かりませんが、先生が実演を見せるようになったようです。
子どもたちの熱い視線を浴びながら助走、そしてジャンプ!
「おぉ~っ!」
という声と拍手が起きたことは言うまでもありません。その後に起きた「アンコール!」の声に便乗して、
「もう一回!」
と職員室からもリクエストをし、シャッターを押しました。
 
子どもに教える。子どもとともに学ぶ。幸せな仕事です。

オリエンテーション合宿③(5月9日)

オリエンテーション合宿二日目。昨日の活動がずっと体育館だったこともあり、子どもたちの目覚めは予想より早く5時ごろにはヒソヒソ声が。そんな子たちが起きてすぐに見たのが、やはり外の天気でした。快晴とはいきませんが、雲が切れ、明るい海を窓越しに確かめることができました。
朝のつどい、朝食の様子を見ていると昨日よりも動きがよさそうです。
午前中の活動は、校歌コンクールと学級目標の発表です。校歌コンクールは毎年恒例のもので、弥富中学生になった「証(あかし)」として、ここ美浜に来るバスの中でも練習した校歌を大きな声で披露してくれました。そして、学級目標の発表では、寸劇ありパフォーマンスあり、人文字ありと、クラスのカラーを出して発表してくれました。クラスとしてのまとまりがここでも垣間見られました。
二日間過ごす中で、たくさん注意を受けましたが、それ以上に自覚をもった行動もできるようになった子たち。そのおかげで、目の前に広がる海岸に出かける時間を1時間生み出すことができました。小高い丘の上に立つ自然の家から海が見えたとたんに歓声が上がり、横断歩道を渡って砂浜に足を踏み入れた時にはさらに大きな歓声が上がりました。打ち寄せる波と遊ぶ子、流れ着いた棒で砂に絵を描く子、海藻を首に巻き走る子など…。ここでの1時間は無邪気な子どもたちの姿にこちらが癒された時間でした。
こんな二日間を過ごした子どもたちは、それまでよりも少し成長したように思います。そして、その少しの成長の先には、「∞[無限大)」の可能性を感じさせてくれた二日間でした。これからがとても楽しみな子たちです。

※写真をクリックすると、二日目の活動のダイジェストがご覧いただけます。
(BGM付ですので音量にお気をつけください)

オリエンテーション合宿②(5月8日)

外をうらめしそうにながめていた子どもたちですが、いざ体育館の活動が始まってしまえば、もうパワー全開です。
雨の日バージョンとして用意していたのは、「しっぽとり」と「馬足走」です。それに、明日行う予定だった「集団行動」を加えて、クラスマッチとなりました。もちろんがぜん盛り上がりました。組み合わせが決まると、すぐに互いが肩を組み、
「絶対勝つぞー!」
と気合を入れます。そして、男子が女子を応援し、女子が男子に拍手を送るというほほえましい光景も見られました。
集団行動は毎日の体育の時間に練習していることの発表です。練習時間を少しとり、くじ引きで順番を決めて行います。この集団行動と明日の「校歌コンクール」とで、「弥富オリエンテーションカップ」と名付けています。先ほどまでのレクリエーションとはまた違い、キリッとした号令と表情が子どもたちの成長を感じさせてくれました。
 
外が雨だったことを忘れされてくれたのは、子どもたちでした。今年の学年のテーマは、「201+8=∞(無限大)」。悪条件も、子どもたちと学年の先生たちが力を合わせることで、無限の可能性がつくり出された時間でした。
その後の夕飯のおいしかったことは言うまでもありません。昼間よりも時間に余裕があったこともあり、しっかりいただきました。
 
※写真をクリックすると、今日の活動のダイジェストがご覧いただけます。
(BGM付ですので音量にお気をつけください)

オリエンテーション合宿①(5月8日)

4月から、さぞ慌ただしい毎日を送っていたことでしょう。きっと家でも、「疲れたぁ」という言葉をよく口にしていたのではないでしょうか。
そんな1年生の子が楽しみにしていたのが、今日からのオリエンテーション合宿です。ずっと前から天気予報を見ていました。しおりができたらすぐにマーカーで線を引きました。そして、今朝、真っ先に空を見上げました。
曇り空でしたが、幸い雨は落ちていません。一路、美浜少年自然の家へ!こちらも大丈夫そうです。同宿校との関係で、まず先にお昼を食べました。バイキング方式ですが、意外にみんな少食です。
「食べないの?」
「あとでおかわりをするんです」
と、ちゃんと考えていました。
その後の入所式では、気持ちを切り替えてしっかりと、
「よろしくお願いします」
と所員の方々にあいさつできました。
 
そんな入所式をしている頃、体育館の天井から音が…。慌てて、外へ出てみました。雨です。急いでスマホを出し雨雲レーダーを見ます。雨雲を示す青いエリアが知多半島をすっぽりとおおっていました。
急きょ、学年主任が担任を呼び、
「雨が降ってきたし、この先さらに強くなると思うので、残念だけど、雨の日バージョンにします」
と伝えました。子どもたちが昼食を食べている時に、一人ウォークラリーのコースを歩いて、「できる」と確信した主任の苦渋の決断でした。
その指示を聞いた子どもたちは、降る雨をうらめしそうに見つめながら、部屋へ移動しました。午後からは予定を変更し、体育館で雨の日用のメニューで体を動かします。明日、天気が回復したら、砂浜には出たいと考えています。