1学期終業式(7月20日)

梅雨明けの声と同時に1学期も無事に終えることができました。いつも、式で子どもたちに言うことですが、大きなけがや事故もなくこの日を迎えることができとてもうれしく思います。これもひとえに、ご家庭のご支援、ご協力があってのことと心よりお礼申し上げます。
 
今日は、式の前に先日まで熱戦を繰り広げた海部地区中学校総合体育大会をはじめとした多くの表彰を行いました。胸をはって壇上に上がる子たち、それを羨望のまなざしで見つめる後輩、温かく拍手を送る同級生。1学期の大きな勲章であり財産です。今年はどの部も活躍してくれたので、表彰の時間がいつもより長くかかり、下校時刻も15分遅れることになってしまい、ご迷惑をおかけしました。
1学期終業式式辞
 
教室では担任から通知表とともに、1学期にがんばったことや、夏休みに向けての言葉をかけてもらい、それを神妙に聞く姿が見られました。でも、中には、
「やったね!」
と担任といっしょに喜ぶ姿もあり、がんばってきたことが実を結びつつあることも実感できました。
明日から夏休みです。子どもたちにとって、またご家族にとってよい時間となりますことをお祈り申し上げます。

 
 ※夏休み期間中のホームページ更新は随時とさせていただきます。

美術部の夏(7月19日)

職員室後方で大きなダンボールを広げていたのは、美術部の顧問でした。見ていると、何枚かの絵を梱包しています。
「展覧会へ出すの?」
「はい、『学展』へ出品するんです」
そういえば、先日の部活動壮行会でステージに上がった美術部の子たちが、「『学展』に向けて、今、作品をつくっています」と言っていました。
そんな様子を目にした他の職員も次々に集まってきて、
「え、これ、なに、すっごくうまいじゃん!」
「私、この絵、好きだなぁ」
「きっと、近くより、こうやって遠くから見るとステキなんだよ、この絵」
と、さながら即席のギャラリーと化しました。運動部と違って、日頃、なかなかその活動を目にする機会が少ないので、子どもたちの作品のすばらしさに引き込まれていました。中には、キャンバスの裏に書いてある名前を見て、
「えっ!これ、○○が描いたの!?」
と驚きの声も。授業で見る姿と違う新鮮な発見もありました。
 
「学展」は、1950年、創始者の西田信一氏らによって、日本ではじめての学生油絵コンクールとして始まり、以後、毎年欠かさず開催され続け、今年で67回目を迎える伝統ある展覧会です。今年は8月1日(火)~4日(金)に東京都足立区の「シアター1010」で開催されます。
美術部の夏は、東京をアツくします!

守・破・離(7月19日)

1学期も残すところ、明日の終業式のみとなりました。今日の1時間目はどこの学年も1学期間を振り返り、これから迎える夏休みに向けての学年集会を行いました。
ひとことで言えば「学年集会」ですが、その内容は学年の発達段階に応じて計画されていました。それは、武道や芸術でよく用いられる「守破離(しゅはり)」を感じさせるものでした。
<守>(写真左)
1年生にとって初めて迎える夏休み。小学校にもありましたが、部活動や課題など小学校とは大きく違います。そこで、「弥中エクスプレス」を用いて、生活面や学習面などきめ細かく指導していました。まずは中学校の夏休みを知り、それをしっかり守ることから始まります。
<破>(写真中)
2年生は少しずつ、自分たちで考え行動することができるようになってきました。1学期の職場体験学習でさらに自信を深めました。そこで、先生からの一方的な話だけではなく、自分たちの目から見たクラスのよかったところを学級委員が発表しました。それは、ヒナが卵の殻を破るようでした。
<離>(写真右)
3年生にもなると、「自分たちが今、なにをすべきか」が分かってきます。部活動でまだ勝ち残っている人、高校の体験入学を考えている人、学校祭のリーダーとして活動する人、それぞれが自覚をもってこの夏休みを送ることで、自分の進むべき道へTakeoff(離陸)できるはずです。
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それぞれの朝(7月18日)

一昨日、海部地区のすべての大会が終わったこともあり、今朝の部活動の朝練習は、先週までに比べるとやや静かでした。いくつかの部が休養日としたり、ミーティングをしたりと、一つの節目を感じました。
 
ハンドボール部は新チームが動き出していました。コートにいるのは10人。パスを受けてから相手のディフェンスをかわしシュートまでもっていく一連の動きを繰り返し繰り返し練習していました足元には、ステップの目印となるマーカーも置かれています。そして、
「ここでは、こうストップして」
と、顧問自らボールを手に丁寧に指導しています。基本からしっかり積み上げていこうという部の姿勢が見て取れました。
一方、野球部の姿はグランドにありませんでした。姿を見かけたのは、部室。次々に中のものが運び出し、
「これだけのものがよく入っていたなぁ」
と笑えるほどの量でした。どれも土で汚れ、それらを一つずつ丁寧に雑巾で拭いていました。
「これで、ボールを運んだなぁ」
と黄色のボールかごを手にしたり、
「これって、一度も使ったことなくない?」
と古いベースを指差して笑ったり。
そこは、野球部の大切な宝箱でした。

明日につながる虹(7月16日)

すべての部が大会を終えた夕方、中総体の大会ではありませんが、部として「愛知県なぎなた選手権大会」に出場していたなぎなた部が帰ってきました。なぎなたは演技の部と競技の部があり、それぞれに出場し好成績を収めてくれました。大会の種類が中学校総合体育大会とは違うので分けて紹介しましたが、普段の部活動で他の部と同じように汗を流し切磋琢磨していることはなんら変わりません。今週は朝礼がありませんので、終業式の日に同じように表彰したいと思います。
 
なぎなた部も含めた海部地区総合体育大会の結果は以下のようになりました。西尾張大会への出場も含め紹介します。連日の猛暑の中、懸命にがんばりぬいた子どもたちをたたえ、それを支えてくださったご家族のみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
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海部地区大会結果一覧
 
なぎなた部の子たちが用具を片付けて帰ろうとしたとき、
「あ、虹!」
の声。東の空に大きな弧を描いた虹が見えました。大会は終わりましたが、そこで流した汗や涙、手にしたものは、それまで積み重ねたものとともに未来へつながっていく、それを確信した虹でした。