壮行会を終え、慌ただしく帰りのSTを終えると、多くの子たちは下校しましたが、今日は100人ほどの子が残りました。
まず向かったのが、音楽室などでした。行ってみると、そこには3学年の子たちが混ざって、音楽の先生から説明を受けています。ここは学校祭の合唱リーダーの打ち合わせでした。他にもパフォーマンスや旗など、学校祭の部門ごとに集まって、担当の先生からルール説明を受けたり、夏休み中の活動計画などを打ち合わせました。
それを30分ほどので切り上げ、次は3年生の教室3つに集まりました。A組には青ブロックが、C組には緑ブロックが、E組には赤ブロックが集結しました。もちろん、それを仕切るのはブロックのリーダー長です。もちろん初めての経験です。去年までは「あこがれ」の存在だったその立場に自分たちがなり、出てくる言葉は、
「優勝しか考えていません!」
と、とても頼もしい言葉を発してくれました。
廊下では、そんなリーダーを目を細めて見つめる先生たちの姿が。子どもたちが主役として輝く学校祭がいよいよ動き出しました。
学校祭リーダー始動!(7月3日)
海部地区総合体育大会壮行会(7月3日)
いよいよ、子どもたちが目標としていた「夏大(なつたい)」海部地区中学校総合体育大会が今週の土曜日から始まります。
その壮行会を午後に行いました。部ごとにステージ上に進み、キャプテンが力強く抱負を述べました。地区大会優勝、西尾張出場、県大会出場など、それぞれ掲げている目標は違いますが、どの子もどの部もそのためにたくさんの練習をしてきました。そして、それは一人ではなく仲間と一緒でした。コメントの中に仲間のことを織り交ぜている部も多くありました。
そんな運動部の後に文化部も続きます。文化部も発表会やコンクールなど目標があり、それに向けて取り組んでいる点では同じですから、弥富中の壮行会では文化部にもエールを送ります。
生徒会長からの激励の言葉のあと、私は「手ぶらで帰ってくるな!」と言いました。一瞬、戸惑った顔を見せた子どもたち。相撲部の準優勝盾、西尾張陸上の優勝旗を紹介した後だから、余計にそう思ったかもしれません。もちろん、そう思わせることがねらいでした。確かに優勝旗や盾、賞状を手にすれば、それはとても誇らしいことですばらしいことです。しかし、3年間部活動をしてきて、手に入れるものはそれだけではないと思います。友達の大切さ、家族の支えなど、得るものは数え切れません。だから、ぜひこの夏の大会で、「3年間部活をやって、これだけのことを得た」と胸を張って言えるような、そんな大会にしてほしいと思い、あえて「手ぶらで帰るな!」と言いました。子どもたちは何を手にし、どれだけ成長してくれるでしょうか。大会が待ち遠しくて仕方ありません。