本物に触れて~名フィル鑑賞~(7月13日)

 毎年文化庁では「文化芸術による子どもの育成事業~巡回公演事業~」を行っています。この事業は、我が国の一流の文化芸術団体が、小学校・中学校等において公演し、子どもたちが優れた芸術を鑑賞することにより、子どもたちの発想力やコミュニケーション能力の育成、将来の芸術家の育成や国民の芸術鑑賞能力の向上につなげることを目的としています。

 今年度、全国からその事業に応募した学校から選ばれた14校の中に、栄南小学校が入りました。そして今日の午後南部コミュニティセンターで、名古屋フィルハーモニー管弦楽団の演奏会が開かれました。

 本校は三者懇談中でしたが、参加することができる吹奏楽部の生徒40名ほどが少し遅れて鑑賞させていただきました。小学生向けのプログラムなので、とても楽しく鑑賞できる構成でした。しかし、さすがに名フィルです。鳥肌が立つような素晴らしい演奏を、手が届きそうな近さで聞くことができ、吹奏楽部の子どもたちは、息をのんで演奏に聴き入っていました。

 演奏会後、偶然片付けをされていた指揮者の吉田行地さんとお話しできる機会がありました。その中で「コンクールが近いのかな?がんばってね」という励ましとともに「でも、コンクールが全てではないからね。これから先も何らかの形で、音楽と共に過ごしていけるように、音楽と繋がっていられるようになってほしい」というお言葉をいただきました。きっと子どもの心に響いた言葉だったと思います。
 
 今日の経験を、今月26日に行われるコンクールに生かしてくれると思います。
名フィル鑑賞